デバイスモニタリング+UOMによる障害時自動架電
デバイスモニタリングの通知機能では、メール、Slack、Teamsへの通知が可能です。一方で、緊急時のアラート通知として、音声電話による架電を行いたいという要望をお伺いすることがあります。本ページでは、IoTサービスの提供するデバイスモニタリング監視・通知機能と、IIJ統合運用管理サービス(UOM)を組み合わせた自動架電の設定方法をご紹介します。
IoTサービス デバイスモニタリング監視・通知設定
デバイスモニタリングの監視・通知設定は、通常の設定方法と変わりありません。デバイスモニタリング画面を参考にして設定を実施します。
今回は、WARNING(メール通知のみ)、CRITICAL(自動架電+メール通知)のように障害レベルを想定した2段階での通知をイメージして設定しております。
自動架電を行う通知先設定「障害通知先設定(自動架電)」には、UOMメール取り込みオプション指定のメールアドレス(uom11111111_xxxxxxxx@uom.iijgio.jp)を指定します。また、状態名は「CRITICAL:【自動架電】50度超過」とし、アラートメール件名の中に文字列「CRITICAL」が存在する場合に、UOMによる自動架電を行うルールとします。それぞれ次の手順で説明しています。
UOMメール取り込み、自動架電の設定
次にUOMによる自動架電の設定を行います。
障害時連絡先(電話番号)の登録
障害時の連絡先となる電話番号を登録します。対応日や、対応時間帯を個別に指定することも可能です。詳細は以下のUOMマニュアルを参照してください。
https://manual.iij.jp/uom/usersguide-config/17895045.html
メール取り込み設定
メールの取り込み設定を行います。ここでは、デバイスモニタリングのアラートメール差出人(From)である「iot-noreply@iij.ad.jp」と、デバイスモニタリング監視設定で指定した状態名に含まれる「CRITICAL」を件名の条件に指定しています。詳細は以下のUOMマニュアルを参照してください。
https://manual.iij.jp/uom/usersguide-config/17895049.html
通知設定の登録
最後に通知設定を登録します。作成したメール取り込み設定と障害時連絡先を選択し、メール/電話/SNSアイコンのON/OFFを指定して完了になります。
https://manual.iij.jp/uom/usersguide-config/17895065.html
自動架電の確認
一時的にデバイスモニタリングの監視閾値を変更し、意図的にアラート通知が行われるよう設定して確認します。
デバイスモニタリングにて閾値の超過を検知後、実際に電話の着信があり音声通知が行われます。
「こちらはIIJサポートセンターです。アラートの発生を確認しました。・・・」
なお、「自動音声読み上げテンプレート」によって任意の音声に編集することも可能となっています。
https://manual.iij.jp/uom/usersguide-config/17895051.html
UOMアラート情報としては、以下のような形式で記録されています。
以上、IoTサービスデバイスモニタリング、IIJ統合運用管理サービス(UOM)を組み合わせた障害時自動架電を説明させて頂きました。
メールやチャットツールだけではなく、旧来の電話による緊急アラートを行う方法として参考にして頂ければと思います。