エージェント自己修復機能

概要

エージェント自己修復機能は、デバイスにインストールしたSecure Endpointエージェントが停止、無効化、または削除された場合に、自動で再起動、有効化、または再インストールする機能です。

エージェント自己修復機能は、デバイスのBIOSにあらかじめ組み込まれたコンポーネントによって実施されます。このため、ハードディスク上の全データ削除、OSの再インストールなどが実行された場合でも、Secure Endpointエージェントが自動で再インストールされます。

【注意】

  • Secure Endpointエージェントの再インストールには、デバイスがサービス設備と通信できる必要があります。
  • デバイスにサポートOS以外が再インストールされた場合は、エージェントの自己修復機能は動作しません。

サポート対象

本機能は、特定メーカ・モデルのWindowsデバイスでのみ利用できます。サポート対象のデバイスについては、「Absolute Persistence Compatibility Checkerをご覧ください。

ご利用中のデバイスがサポート対象の一覧にない場合は、弊社担当までお問い合わせください。

エージェント自己修復機能の有効化/無効化
有効化の方法デバイスにSecure Endpointエージェントをインストール及び再起動することで有効化されます

無効化の方法

  • デバイス登録解除を実行し、デバイスを複数回再起動することで無効化されます
  • デバイス登録解除をリクエストしてから72時間の待機時間を過ぎるまで、デバイスを再起動しても無効化されません
  • 待機時間が経過し24時間おきの定期コール※1の後、デバイスを再起動することでエージェント自己修復機能が無効化されます

※ エージェント自己修復機能の有効化、無効化時の再起動はデバイスによって最大3回実施する必要があります。

※ BitLockerが有効なデバイスでエージェント自己修復機能を有効化、無効化した際に、BitLockerが一時停止する場合があります。デバイスを再起動することで、BitLockerの動作が再開します。

※1:モニタリングセンターと通信を行う定期コールです。Secure Endpointエージェントの15分間隔の定期コールとは別のコールです。

ステータス確認

デバイスで自己修復機能が有効化、無効化されているかなどステータスを確認するには、デバイスの「Firmware Persistenceステータス」を確認します。「Firmware Persistenceステータス」はレポートやデバイスの詳細画面から確認できます。

「Firmware Persistenceステータス」に表示される各ステータスの説明は以下のとおりです。

ステータス説明
アクティブデバイスでエージェント自己修復機能が有効です
無効化済みデバイスでエージェント自己修復機能が無効です
未対応サポート対象外のデバイスです
保留中デバイスでエージェント自己修復機能がデバイスで有効になっていません
削除を保留中デバイスでエージェント自己修復機能の無効化が予定されていますが、プロセスが完了していません
不明デバイスのエージェント自己修復機能のステータスが検出できていません

※ 一定時間経過してもステータスが変わらない場合は、デバイスがモニタリングセンターと通信できる状態であるか確認し、デバイスを何度か再起動してください。