2: 監視マネージャと監視対象ノードまでの通信経路確保
監視を実行するには、監視マネージャと監視対象ノードまでの通信経路を確保する必要があります。プライベート接続経由で監視を行う場合は、弊社設備(203.180.60.0/23、203.180.63.0/24)と監視対象ノードまでの通信経路を確保してください。
簡易監視、標準監視、及びSNMPトラップオプションの通信経路を確保するための詳細な情報は、以下のとおりです。
【注意】
通信経路が確保されていないと、監視機能が利用できないことがあります。
簡易監視
- プロトコルが「ICMP」で「インターネット経由の監視」の場合
送信元 | 送信元アドレス | 送信元レポート | 宛先 | 宛先アドレス | 宛先ポート |
---|---|---|---|---|---|
監視マネージャ | 58.138.187.136/32(IPv4) | ― | 監視対象ノード | ※2 | ― |
- プロトコルが「ICMP」で「プライベート接続経由の監視」の場合
送信元 | 送信元アドレス | 送信元ポート | 宛先 | 宛先アドレス | 宛先ポート |
---|---|---|---|---|---|
監視マネージャ | 203.180.60.64/27(IPv4) | ― | 監視対象ノード | ※2 | ― |
- プロトコルが「TCP」で「インターネット経由の監視」の場合
送信元 | 送信元アドレス | 送信元ポート | 宛先 | 宛先アドレス | 宛先ポート |
---|---|---|---|---|---|
監視マネージャ | 58.138.187.136/32(IPv4) | Any | 監視対象ノード | ※2 | ※3 |
- プロトコルが「TCP」で「プライベート接続経由の監視」の場合
送信元 | 送信元アドレス | 送信元ポート | 宛先 | 宛先アドレス | 宛先ポート |
---|---|---|---|---|---|
監視マネージャ | 203.180.60.64/27(IPv4) | Any | 監視対象ノード | ※2 | ※3 |
※ 1 Windowsファイアウォールなどのセキュリティソフトウェアの設定も確認してください。
※ 2 監視可能なIPアドレスセグメントは、以下のとおりです。
- グローバルIPアドレス
- 「IIJ統合運用管理サービス プライベート接続サービス」で払い出されたプライベートIPアドレス
※ 3 監視条件に設定したポートです。
標準監視
- プロトコルが「ICMP」で「インターネット経由の監視」の場合
送信元 | 送信元アドレス | 送信元ポート | 宛先 | 宛先アドレス | 宛先ポート |
---|---|---|---|---|---|
監視マネージャ | 58.138.187.136/32(IPv4) | ― | 監視対象ノード | ※2 | ― |
- プロトコルが「ICMP」で「プライベート接続経由の監視」の場合
送信元 | 送信元アドレス | 送信元ポート | 宛先 | 宛先アドレス | 宛先ポート |
---|---|---|---|---|---|
監視マネージャ | 203.180.60.64/27(IPv4) | ― | 監視対象ノード | ※2 | ― |
- プロトコルが「TCP」で「インターネット経由の監視」の場合
送信元 | 送信元アドレス | 送信元ポート | 宛先 | 宛先アドレス | 宛先ポート |
---|---|---|---|---|---|
監視マネージャ | 58.138.187.136/32(IPv4) | Any | 監視対象ノード | ※2 | ※3 |
- プロトコルが「TCP」で「プライベート接続経由の監視」の場合
送信元 | 送信元アドレス | 送信元ポート | 宛先 | 宛先アドレス | 宛先ポート |
---|---|---|---|---|---|
監視 | 203.180.60.64/27(IPv4) | Any | 監視対象 | ※2 | ※3 |
監視対象 | ※2 | Any | 監視 | 203.180.60.64/27(IPv4) | 80 ※9,※10 |
- プロトコルが「UDP」で「インターネット経由の監視」の場合
送信元 | 送信元アドレス | 送信元ポート | 宛先 | 宛先アドレス | 宛先ポート |
---|---|---|---|---|---|
監視マネージャ | 58.138.187.136/32(IPv4) | Any | 監視対象ノード | ※2 | ※3 |
- プロトコルが「UDP」で「プライベート接続経由の監視」の場合
送信元 | 送信元アドレス | 送信元ポート | 宛先 | 宛先アドレス | 宛先ポート |
---|---|---|---|---|---|
監視マネージャ | 203.180.60.64/27(IPv4) | Any | 監視対象ノード | ※2 | ※3 |
※ 1 Windowsファイアウォールなど、セキュリティソフトウェアの設定もご確認ください。
※ 2 監視可能なIPアドレスセグメントは、以下のとおりです。
- グローバルIPアドレス
- 「IIJ統合運用管理サービス プライベート接続サービス」で払い出されたプライベートIPアドレス
※ 3 監視条件に設定したポートです。
※ 4 監視対象ノードがUNIX/Linux系サーバの場合は、22/TCPを許可してください。
また、監視対象ノードがWindows系サーバで、接続方法がPowerShell over SSHの場合は、22/TCPを許可してください。
※ 5 監視対象ノードがWindows系サーバで、接続方法がNetBIOSの場合は、139/TCPと137/UDPを許可してください。
※ 6 監視対象ノードがWindows系サーバで、接続方法がMicrosoft-DSの場合は、445/TCPを許可してください。
※ 7 監視対象ノードがWindows系サーバで、接続方法がClariceWinModuleの場合は、31080/TCPを許可してください。
なお、ClariceWinModuleをインストールするときは、NetBIOS、またはMicrosoft-DSで接続できる状態であることが必須です。
※ 8 監視対象ノードがWindows系サーバで、カスタマイズ監視を登録する場合はtelnetを使用するため、23/TCPを許可してください。
※ 9 ClariceAgentを使用して監視を行う場合は、送信先ポート80/TCPおよび8888/TCPを許可してください。
※ 10 Winログ詳細監視を行う場合は、送信先ポート80/TCPを許可してください。
SNMPトラップオプション
- プロトコルが「UDP」で「インターネット経由の監視」または「プライベート接続経由の監視」の場合
送信元 | 送信元アドレス | 送信元ポート | 宛先 | 宛先アドレス | 宛先ポート |
---|---|---|---|---|---|
監視対象ノード | ※1 | Any | 監視マネージャ | ※2 | 162 |
※ 1 監視可能なIPアドレスセグメントは、以下のとおりです。
- グローバルIPアドレス
- 「IIJ統合運用管理サービス プライベート接続サービス」で払い出されたプライベートIPアドレス
※ 2 SNMPトラップオプションで通知するIPアドレスを指定してください。通知先については、「監視コントロールパネル」のログイン情報を確認してください。
【参考】監視対象ノードに追加するルーティングの設定方法
Linux
1.「/etc/sysconfig/network-scripts」配下に、「route-[監視用に利用されるインタフェース名]」
を作成し、以下の内容で保存します。
※ GWアドレスは、「監視コントロールパネル」に接続するネットワークのGWアドレスです。
203.180.60.0/23 via GWアドレス |
2. 以下のコマンドでネットワークを再起動します。
/etc/rc.d/init.d/network restart |
Windows
1. コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
※ GWアドレスは、監視用に利用するネットワークのGWアドレスです。
route -p add 203.180.60.0 mask 255.255.254.0 GWアドレス |