17:監視設定時のエラーメッセージ

1:【エラー】SMBプロトコルネゴシエーションエラーが発生しました。エラーコード:errcd=-33 smb.c(828): smb protocol negotiation error: security signature is required

監視対象サーバ(Windows)の、以下のローカルポリシーが、正しく設定されていない場合に発生します。

  • Microsoft ネットワーク サーバー:常に通信にデジタル署名を行う
    上記のローカルポリシーを「無効」に設定してください。
  • Microsoft ネットワーク サーバー:クライアントが同意すれば、通信にデジタル署名を行う
    上記のローカルポリシーを「有効」に設定してください。
2:【エラー】ネットワーク入出力エラーが発生しました。(timeout)エラーコード: errcd=-15 sock.c(271): socket I/O(asynchronous read) timed out

接続方法がNetBIOSで、名前解決ができない場合に発生するエラーです。以下2つのうち、どちらかを実行してください。

  • NetBIOSの名前解決ができるようにする
    監視対象ノードのポート番号「137/udp」を待ち受け可能としてください。
    ※ NetBIOSは、監視対象ノードのポート番号「137/udp」に問い合わせ、名前解決した後に通信を実行します。
3:【エラー】接続エラーが発生しました。(connect failed)エラーコード:errcd=-12 sock.c(55):Connection timed out

監視対象ノードとのTCPコネクションが確立できない場合のエラーです。

以下の複数の原因が考えられます。

  • 接続先ホストがダウンしている
  • 接続先ホストへの経路が存在しない
  • ファイアウォールなどにより接続先ポートへの接続が拒否された
  • システムのsocketエラー
4:【エラー】エラーコード:errcd=82 winreg.c(75): peer responsed null policy handle.h

接続ユーザの権限の問題です。

Windowsの「UAC」を無効化してください。
UACの無効化について詳しくは、「UAC(User Agent Control)の無効化」をご覧ください。

5:【エラー】監視対象サーバとのNetBIOSセッションが確立出来ませんでした。(busy)エラーコード:errcd=-20 nbt.c(158): peer was not responsed positive session: message type

NetBIOSで監視対象ノードと通信が確立できません。

接続方法を「Microsoft-DS」または「ClariceWinModule」に変更してください。接続方法の変更について詳しくは、「3: 監視コントロールパネルへのサーバ登録」の手順6をご覧ください。

6:【エラー】接続エラーが発生しました。(connect failed)エラーコード:errcd=-12 sock.c(71):illegal socket status

以下を設定してください。

  • ネットワークプロパティの「Microsoftネットワーク用ファイルとプリンタ共有」でコンポーネントが「無効」に設定されている場合は、「有効」に変更してください。
  • Serverサービスが停止している場合は、サービスを開始してください。
7:【エラー】 サーバへの接続に失敗しました。サーバ接続情報を見直してください。

監視対象サーバの時刻が同期されていない可能性があります。

時刻を同期し、再度確認してください。エラーによる出力メッセージの例を示します。

errcd=-76 errno=-16 errmsg=clwinmod.c(395): ClariceWinModule < = > I/O error: sock.c(149): connection reset by peer while readn...

8:【エラー】Warning: Identity file not accessible: No such file or directory.

監視対象サーバへssh接続ができない場合に発生するエラーです。

監視対象サーバに設定したSSH公開鍵の設定に問題がないことを確認してください。