1: 監視コントロールパネルに登録する前のLinuxサーバの設定
【参考】
最小構成でインストールされた、RHEL7.0 ~ /CentOS7.0 ~に対して監視を行う場合は、nettoolsとperlをインストールする必要があります。
【参考】
RHEL/CentOS8.0 ~では、サーバログイン時にバナーが表示されます。監視用ユーザのホームディレクトリに「.hushlogin」ファイルを作成し、メッセージが表示されないように設定してください。
接続方法の検討
Linuxサーバへの接続方法は以下の2種類があります。
- ssh2
SSH公開鍵を使用して、SSHで接続します。
- ClariceAgent
監視対象のLinuxサーバにClariceAgentを設置し、ClariceAgent経由で監視します。
※ ClariceAgentを接続方法として選択する場合は、監視対象サーバへエージェントのインストールが必要です。「1: ClariceAgentのインストール」をご覧ください。
SSH公開鍵の作成
SSH公開鍵を作成し、監視対象のLinuxサーバに設定します。
※ 本作業は、「監視コントロールパネル」にLinuxサーバを登録する前に実施してください。
【参考】
以下に該当する場合は、「SSH公開鍵の作成」を行う必要はありません。
- Linuxサーバへの接続方法はClariceAgentを使用する
- ユーザとパスワードを使用してClariceAgentをインストールする
1. 「監視コントロールパネル」の「HOME」画面の「新規追加」をクリックします。
2. 「新規追加」画面が表示されます。「SSH公開鍵(一覧)」をクリックします。
3. 「SSH公開鍵一覧」画面が表示されます。「SSH公開鍵を追加」をクリックします。
4. 「新規SSH公開鍵/秘密鍵の作成」画面が表示されます。「鍵の名称」に任意の文字列で鍵の名称を入力し、「作成する」をクリックします。
5. メッセージが表示されます。「OK」をクリックします。
6. 作成したSSH公開鍵が「SSH公開鍵一覧」画面に表示されます。作成したSSH公開鍵の名称をクリックすると、SSH公開鍵の内容が表示されます。以降の操作で、この内容をコピーして使用します。
SSH公開鍵の設定
作成したSSH公開鍵を、監視対象のLinuxサーバに設定します。
1. 監視対象のLinuxサーバにログインします。
2. 「監視コントロールパネル」に設定するユーザの「HOME」ディレクトリに、「.ssh」ディレクトリを作成します。
3. 監視対象サーバにログインするユーザのパーミッションを、「.ssh」ディレクトリに設定します。
「.ssh」ディレクトリに設定するパーミッションは、以下のとおりです。
設定項目 | 設定内容 |
---|---|
パーミッション | 700 |
グループ/ユーザ | 接続ユーザID |
ログインするユーザのIDが「test」である場合の手順は、以下のとおりです。
# |
4. 「ssh」ディレクトリの中に、「authorized_keys」という名前のファイルを作成します。
5. 「SSH公開鍵の作成」の手順6で表示させたSSH公開鍵の内容をコピーし、「authorized_keys」にペーストします。
6. 監視対象サーバにログインするユーザのパーミッションを、「authorized_keys」に設定します。
authorized_keysに設定するパーミッションは、以下のとおりです。
設定項目 | 設定内容 |
---|---|
パーミッション | 600 |
グループ/ユーザ | 接続ユーザID |
ログインするユーザのIDが「test」である場合の手順は、以下のとおりです。
# |