TRAP(外部監視)

SNMPTRAPを監視します。受信したTRAPに対して監視できます。
監視可能なサーバ種別は、Linux、Windows、Solaris、AIX、FreeBSD、Otherです。

メニューの表示方法
トップページ > リスト > OverView > 監視一覧 > 新規監視追加 > 監視詳細設定

1. 以下の項目を設定し、「確認」をクリックします。

[1 TRAP受信時にエラーとするOIDを設定して下さい。]
ワーニング用OID、アラート用OID、及びワーニングやアラートから復旧させるためのOIDを設定します(必須)。
検知対象としてSNMPv2-MIB::snmpTrapOID.0(.1.3.6.1.6.3.1.1.4.1.0)の値を設定できます。検知対象のOIDは前方一致となり、正規表現は使用できません。

設定項目設定内容

ワーニング用OID
(アラート用OIDを設定していない場合は必須)

ワーニングを検知するOIDを1行に1つずつ入力
※ 10行まで設定できます
※「 デフォルトOIDセット」をクリックすると、システムに用意されているOIDを入力できます

アラート用OID
(ワーニング用OIDを設定していない場合は必須)

アラートを検知するOIDを1行に1つずつ入力
※ 10行まで設定できます
※「 デフォルトOIDセット」をクリックすると、システムに用意されているOIDを入力できます

復旧用OID
(必須)

ワーニングやアラートから復旧させるためのOIDを1行に1つずつ入力
※ 10行まで設定できます
※「 デフォルトOIDセット」をクリックすると、システムに用意されているOIDを入力できます

【参考】OIDの設定について

検知対象となるOID以降は文字列として扱われます。文字列に対しては、正規表現が使用できます。
前方一致により、意図しないOIDでアラートやワーニングなどを検知してしまう場合は、該当のOIDに含まれる文字列を指定することで回避できます。
OIDとイコール(=)の間に/正規表現/と設定してください。

  • 受信したTRAP(例)

UDP: [###.###.###.###]:11111 <UNKNOWN> .1.1.1.1.1.1.1.1.1=12:3:45:67.89 .1.3.6
.1.6.3.1.1.4.1.0=.2.2.2.222.2.2.2.2 .1.3.6.1.4.1.55.2.2.1.1.1.0=AA BB CC DD EE FF

  • 検知対象となる値

.2.2.2.222.2.2.2.2

  • 検知条件として指定するOID(例)

.2.2.2.222.2.2.2.2/\.1\.3\.6\.1\.4\.1\.55\.2\.2\.1\.1\.1\.0\x3dAA BB CC DD EE FF/=

検知対象のOID以降が文字列として扱われます。文字列に対しては、正規表現を使用できます。
正規表現内でイコール(=)を使用する場合は「\x3d」、スラッシュ(/)を使用する場合は「\x2f」としてください。

[2 TRAP受信詳細設定]
前回と同一のTRAPを受信した場合の対応を設定します。「前回と同一TRAPを受信した場合は無視する。」をチェックすると、同一TRAPを無視します。

[3 最近受信したTRAPログのチェック]
受信したTRAPログを表示できます。表示させるログ件数を選択し、「表示する」をクリックすると、直近の件数分が表示されます。

[4 MIBのツリー表示]
クラリスサーバに登録されているmibをツリー表示で確認できます。(任意)
下記の設定項目を設定し、「mibリストを取得」または「mibを簡易表示する」をクリックすると、設定したオブジェクト配下のmibツリー情報がポップアップで表示されます。

設定項目設定内容
確認対象のオブジェクトプルダウンメニューから確認対象のオブジェクトを選択
mibツリー表示範囲

確認対象のオブジェクトのmibツリーの表示範囲を限定する場合、表示させるツリーのOIDを入力

2. 「新規監視追加画面」が表示されます。

【参考】

1ノードに複数のTRAP監視を設定する場合は、監視IDごとに異なる復旧OIDを設定してください。パトロールクラリスでは、1ノード内でTRAP監視が複数設定されており、各TRAP監視の復旧OIDが同一である場合、復旧OIDを受信しても、エラー状態が復旧しない仕様となっています。前方一致で判定するため、同一機器内でユニークなOIDを設定してください。