F_SNMP(外部監視)

OIDを指定してSNMP(OID)を監視します。
※ F_SNMPでは、監視名称を変更できません。また、OID「1.3.6.1.4.1.2021.2配下」、「1.3.6.1.4.1.2021.8配下」、
「1.3.6.1.4.1.2021.9配下」、「1.3.6.1.4.1.2021.15配下」の監視はできません。
監視可能なサーバ種別は、Linux、Windows、Solaris、AIX、FreeBSD、Otherです。

メニューの表示方法
トップページ > リスト > OverView > 監視一覧 > 新規監視追加 > 監視詳細設定

1. 以下の項目を設定し、「確認&監視テスト実行」をクリックします。

[1 SNMP接続設定]
監視対象に接続するための情報を設定します。(必須)

設定項目設定内容
ポート番号

SNMPのポート番号を設定
※ 10Byteまで設定できます
※ 初期設定は、161です

Community名

SNMPのCommunity名を入力
※ 63Byteまで設定できます
※ 使用できる文字は、半角英数字及び以下の記号です
. # _ @ + - * % ?

タイムアウト

1秒から20秒の間で設定
※ 推奨値は、5秒です

[2 SNMP監視設定]

[エラー判定方法]
OID1、OID2、OID3、OID4が取得した値のエラー判定方法を選択します。(必須)
選択肢と選択肢ごとの設定項目は以下のとおりです。

「エラー判定方法」の選択「監視OID設定」に表示される設定項目
OID

ワーニング
閾値

アラート
閾値

グラフ
表示名

キーワード正規表現
取得されたOIDの値と閾値を比較する

取得されたOIDの値にキーワードが含まれていたらエラーとする

取得されたOIDの値にキーワードが含まれていなければエラーとする

取得されたOIDの値が正規表現にマッチすればエラーとする

取得されたOIDの値が正規表現にマッチしなければエラーとする

取得されたOIDの値から正規表現で切り出された値と閾値を比較する


【参考】

OIDから取得した値のSYNTAX(型)が、カウンタ値の場合は、「今回の監視で取得した値と前回の監視で取得した値の差分を監視間隔で割った値」が判定に使用されます。(「カウンタ差分値の取得方法:」にチェックを入れた場合は、「今回の監視で取得した値と前回の監視で取得した値の差分」が判定に使用される値となります。)
差分値ではなく、OIDから取得した値をそのまま監視に使用する場合は、「エラー判定方法」で「取得されたOIDの値から正規表現で切り出された値と閾値を比較する」を選択し、「正規表現」に「([0-9]+)」と入力してください。

[監視OID設定]
監視対象のOIDを設定します。「OID1」「OID2」「OID3」「OID4」をクリックすると、それぞれに設定項目が表示されます。

「監視OID設定」に表示される設定項目は、以下のとおりです。

設定項目設定内容

OID1
OID2
OID3
OID4

OIDを選択した場合は、任意の値を入力し、監視対象のOIDを設定
※ 半角数字、及びOID区切り文字「(. ピリオド)」で入力してください
※ OID1からOID4までの合計で、512Byteまで設定できます

OID計算式(任意)

設定したOIDから取得した値に対して実行する演算を入力し、取得されたOIDの値に対して演算を実行
※ 取得されたOIDの値は、差分値を監視間隔で割る場合は計算後の差分値を指します
※ 入力形式は、「計算式の例」をクリックして表示される例をご覧ください
※ OID1からOID4(OID変数)、演算子、及び括弧が設定できます
※ 1,024Byteまで設定できます
※ 演算しない場合は、空欄にします

ワーニング閾値
(「アラート閾値」が設定されている
場合は必須)

「OID計算式」に設定した計算式による演算結果に対して、ワーニングを検知する値を入力
※ 80Byteまで設定できます
※ 設定しない場合は、空欄にします

アラート閾値
(ワーニング閾値が設定されている
場合は必須)

「OID計算式」に設定した計算式による演算結果に対して、アラートを検知する値を入力
※ 80Byteまで設定できます
※ 設定しない場合は、空欄にします

グラフ表示名(任意)

取得結果をグラフに表示させる際のグラフ名を設定
※ 63Byteまで設定できます

キーワード

OID取得値とマッチングするキーワードを入力
※ 4,096Byteまで設定できます
※ マルチバイト文字を使用する場合は、OID取得値の文字コードを設定してください
※ マルチバイト文字を使用する場合、文字コードを設定するか、\xHH形式で1Byteごとに16進表記で設定します。16進表記の調べ方については、表下の「参
考」をご覧ください
※「 元に戻す」をクリックすると、出力された16進数表記がマルチバイト文字表記になります

正規表現

OID取得値からキーワードをマッチングするための、または値を切り出すための正規表現を入力し、プルダウンメニューから文字エンコーディングを選択
※ 正規表現は、「正規表現の例」をクリックして表示される例をご覧ください
※ 4,096Byteまで設定できます
※ マルチバイト文字を使用する場合は、OID取得値の文字コードを設定してください
※ マルチバイト文字を使用する場合、文字コードを設定するか、\xHH形式で1Byteごとに16進表記で設定します。16進表記の調べ方については、表下の「参
考」をご覧ください


【参考】

マルチバイト文字の16進表記を調べる場合、以下の手順を実行してください。
1.「 マルチバイト文字列の16進表記を調べる」をクリックします
2. 表示された別ウィンドウの「文字列」に、16進表記を確認するマルチバイト文字を入力します
3. 確認するマルチバイト文字の文字コードを、「文字エンコーディング」で選択します
4.「 調べる」をクリックします

[3 高度な設定]
カウンタービット、及びカウンタ差分値の取得方法を選択します。

設定項目設定内容
確認対象のオブジェクトプルダウンメニューから確認対象のオブジェクトを選択
mibリスト取得範囲

確認対象のオブジェクトのmibリスト取得範囲を限定する場合、オブジェクトのOIDを入力

[snmpgetでmibの値を取得](任意)

snmpwalk コマンドを使用して、監視対象サーバ上のmibの値を確認できます。
以下の項目を設定し、「mibの値を取得」をクリックすると、設定したmibの値に関する情報がポップアップで表示されます。

設定項目設定内容
mib値を取得するオブジェクト

オブジェクトを示すパスを入力
※ 取得対象が一意になるようなパスを入力してください

[mibのツリー表示](任意)
クラリスサーバに登録されている mib をツリー表示で確認できます。
以下の項目を設定し、「mibリストを取得」または「mibを簡易表示する」をクリックすると、設定したオブジェクト配下のmibツリー情報がポップアップで表示されます。

設定項目設定内容
確認対象のオブジェクトプルダウンメニューから確認対象のオブジェクトを選択
mibツリー表示範囲

確認対象のオブジェクトのmibツリーの表示範囲を限定する場合、表示させるツリーのOIDを入力

2. 監視テストに成功すると「新規監視追加画面」が表示され、「2 監視詳細設定」の「修正」の右側に「*監視実行テストOK - response time: #ms」と表示されます。また、入力したOIDから取得した値が表示されます。