1: ClariceAgentのインストール
ClariceAgentのインストール
ClariceAgentのインストール作業は「サーバ接続情報設定画面」で実施します。
※「サーバ接続情報設定画面」への遷移手順は「3: 監視コントロールパネルへのサーバ登録」をご覧ください。
【注意】
制限事項は以下のとおりです。
- インターネット経由で監視を行っている場合、ClariceAgentは使用できません。
- ClariceAgentのインストール時に作成されたフォルダやディレクトリ、設定ファイルなどの更新または削除は行わないでください。
- ClariceAgentのインストールには管理者権限が必須です。
【参考】
ClariceAgentをインストールすると、監視対象側に「clagent.log」が作成されます。該当ログのローテートに関しては、以下のとおりです。
- Linux
- ローテート日時や保持期間は、ログローテートの設定に従います。
インストール時、自動的に以下内容が追記されます。必要に応じて事前にバックアップを取得してください。
/etc/rsyslog.confの最終行に追記local6.* /home/インストールユーザ名/clag/log/clagent.log /etc/logrotate.d/syslogの先頭行に追記
/home/インストールユーザ名/clag/log/clagent.log アンインストール時には上記内容が削除されます。clagentと同一ファシリティの設定がある場合、記載内容が同時に削除されてしまうため、アンインストール後に追記してください。
- Windows
- カレントファイルが1MBを超えると、ローテートされます。カレントファイルを合わせて、最大8ファイル(clagent.log.7まで)保持されます。
LinuxサーバにClariceAgentをインストールする方法
【注意】
LinuxサーバにClariceAgentをインストールする際に必要な項目は以下のとおりです。
- Selinuxが有効な環境にClariceAgentをインストールする場合はSelinuxのポリシー設定が必要です。
ClariceAgentのインストールディレクトリに対して、ClariceAgentのログ出力を許可するポリシーを行ってください。 - 監視対象側で「PerlのLWPモジュール」、「wget」、または「curl」のいずれかが使用可能な状態にしてください。
- ClariceAgentで監視を行う際、監視対象側でatコマンドを使用します。atdサービスを起動してください。
- ClariceAgentをインストールする際に、pythonコマンド、tarコマンドを使用します。
- ClariceAgent実行ユーザは一般ユーザでも可能です。
ただし、root権限の必要な監視をおこなう場合はroot権限を持つユーザを使用してください。 - logrotateのバージョンにより、正常にログローテートできなくなることがあります。
「/home/インストールユーザ名/clag」および「/home/インストールユーザ名/clag/log」ディレクトリの権限が755であることを確認してください。
1.「接続方法」で「ClariceAgent」を選択すると、ClariceAgentをインストールするための設定項目が表示されます。
2.以下の項目を設定した後、プルダウンメニューから「ClariceAgentをインストール」を選択し、「実行」をクリックします。
設定項目 | 設定内容 |
---|---|
接続先ログインシェル (必須) | 「bash系」または「csh系」を選択 |
ClariceAgentのインストールを行う際の対象機器への接続方法 (必須) | ssh2を選択 |
ユーザID | 監視を実行するユーザIDを入力 |
パスワード | 「ユーザID」に指定したユーザのパスワード |
パスワード2 | 管理者権限をもつユーザのパスワード ※「 ユーザID」に管理者権限がない場合は入力が必須です |
SSH接続キー | 「SSH公開鍵の作成」で作成したSSH公開鍵を選択 |
3.確認のメッセージが表示されます。「OK」をクリックすると、ClariceAgentがインストールされます。
4.インストールが完了すると、メッセージが表示されます。「OK」をクリックします。
5.対象機器にログインして、ディレクトリ権限を確認します。
$ ls -ld /home/インストールユーザ名/clag |
【参考】
ClariceAgentのプロセス名は「/home/インストールユーザ名/clag clagent」です。
【参考】
ClariceAgentをインストールしたユーザのcronに、下記が追記されます。
*****/home/インストールユーザ名/clag/clagctl check > /dev/null 2>&1 |
WindowsサーバにClariceAgentをインストールする方法
1.「接続方法」で「ClariceAgent」を選択すると、ClariceAgentをインストールするための設定項目が表示されます。
【注意】
ClariceAgentをインストールする前に、「接続方法」で「Microsoft-DS」または「NetBIOS」を選択して「確認&接続テスト」をクリックし、接続テストに成功することを確認してください。
2.以下の項目を設定した後、プルダウンメニューから「ClariceAgentをインストール」を選択し、「実行」をクリックします。
設定項目 | 設定内容 |
---|---|
ClariceAgentインストールパス | ClariceAgentをインストールするフォルダのパスを入力 |
実パス | 共有フォルダにインストールを行う場合に、機器上の実際のパスをフルで指定 |
ユーザ | 監視を実行するユーザIDを入力 |
パスワード | 「ユーザID」に指定したユーザのパスワード |
3.確認のメッセージが表示されます。「OK」をクリックすると、ClariceAgentがインストールされます。
4.インストールが完了すると、メッセージが表示されます。「OK」をクリックします。
【参考】
ClariceAgentのサービス名は「ClariceAgent」、プロセス名は「clagent.exe」です。
【参考】
タスクスケジューラに「ClariceAgentController」という名前のタスクが登録されます。