3:CWM(ClariceWinModule)がインストールできない

監視対象サーバ側の設定が誤っている可能性があります。「2: 監視コントロールパネルに登録する前のWindowsサーバの設定」を確認してください。
次のような状況でCWMのインストールが行えないことがあります。

  • winsvc/winsvc.c(XXXX): XX/-XXXXXXXXXX: unable to open smb connection: cXXXXXcc:NT_STATUS_BAD_NETWORK_NAMEと出力される。

管理共有が有効化されていない可能性があります。「管理共有の有効化」が適切に設定されていることを確認してください。また、監視ユーザにAdministrator権限が付与されていることも併せて確認してください。

  • winsvc/winsvc.c(XXXX): XX/-XXXXXXXXXX: unable to open smbconnection: cXXXXXXXX: NT_STATUS_ACCESS_DENIED.と出力される。

管理共有の有効化がされていない、またはUACの無効化がされていない可能性があります。「管理共有の有効化」「UACの無効化」が適切に設定されていることを確認してください。

  • winsvc/winsvc.c(XXXX): XX/-XXXXXXXXXX: unable to open smb connection: cXXXXXXd:NT_STATUS_LOGON_FAILURE.と出力される。

ドメイン環境で接続ユーザIDにドメイン名が付与されていない可能性があります。ドメイン名を付与し、再度実行してください。


また、ClariceWinModuleを一度でもインストールしたことがある監視対象機器(IPアドレス)の場合、監視設備側に登録情報が残存している可能性があります。
対象機器の「サーバ接続情報設定画面」で「接続方法」に「ClariceWinModule」を選択し、「指定のIPアドレスのClariceWinModuleサーバが既にコントロールIP上に登録されています。」と表示される場合は、監視設備側に登録情報が残存しています。その場合は、IIJサポートセンターへ連絡してください。

例:

  • ClariceWinModuleのアンインストール手順を実施せず監視対象Windowsサーバをリプレイスした
  • ClariceWinModuleのアンインストール手順を実施せず監視対象WindowsOSを再インストールした
  • ClariceWinModuleを手動アンインストールした後に、ClariceWinModuleを再インストールした