フロー図のルール

フロー図には、いくつかルールがあります。

順序
パッケージの順序

パッケージのステータスが「済」になるまでは、次のパッケージの実行はできません。
このルールを使用して、特定の工程のステータスがクローズになっていることを、承認の条件にすることができます。

コンテンツの順序

パッケージ内のコンテンツには、実施順の指定はありません。

オブジェクトの使い方
オブジェクト名オブジェクトの使い方説明
フロー(矢印)

  • 左から右、上から下のどちらかの向きで引くことが望ましいですが、右から左、下から上の向きでも引くことは可能です
  • 排他分岐、並行分岐とパッケージを結合する場合は、フローの中心付近にマウスポインタを当てて、ドラッグ&ドロップすることで、矢印を折り曲げることができます

開始

  • ワークフローの中に必ず1つだけ記載します

  • 矢印は、必ず自分から出て行く1本しか引けません

終了

  • ワークフローの中に必ず1つだけ記載します

  • 矢印は必ず自分に入る1本しか引けません

パッケージ

  • あるパッケージに対して、同じパッケージ、または前のパッケージに戻るフローは作成できません

排他分岐:開始

  • 必ず、「排他分岐:終了」とセットで使う必要があります
  • 前のパッケージから入るフローは1本のみです
  • 次のパッケージへ出て行くフローについては複数引くことができます
排他分岐:終了

  • 必ず、「排他分岐:開始」とセットで使う必要があります

  • 次のパッケージへ出て行くフローは1本のみです

  • 開始点から出るフローと、終了点に入るフローの数は同数にする必要があります

並行分岐:開始

  • 必ず、「並行分岐:終了」とセットで使う必要があります

  • 前のパッケージから入るフローは1本のみです

  • 次のパッケージへ出て行くフローについては複数引くことができます

並行分岐:終了

  • 必ず、「並行分岐:開始」とセットで使う必要があります

  • 次のパッケージへ出て行くフローは1本のみです

  • 開始点から出るフローと、終了点に入るフローの数は同数にする必要があります

【注意】

  • ワークフロー名、パッケージ名、コンテンツ名、分岐名は、いずれも同じ名称で登録することができますが、わかりづらいフローとなるため推奨しません。
  • ワークフロー名、パッケージ名、コンテンツ名は、50文字まで設定が可能ですが、長い名称はフロー図上ですべて表示されない場合があります。
  • 排他分岐、並行分岐のオブジェクトは、複数のフローで記載することができます。ただし、フローと分岐のオブジェクトとの結合点は4つ(フローの入り口が1つ、出口が3つ)ですので、4つ以上の分岐はフローが重なり、わかりづらいワークフローとなる可能性があります。
  • 描画エリアに配置したオブジェクトを選択してコピー&ペーストすることはできません。


ワークフローテンプレートのパターン

ワークフローは、基本的に下記のパターンで作成します。

通常

パッケージを順に処理します。

条件分岐

次に処理するパッケージを、条件によって分岐させます。分岐させたパッケージのいずれか1つを処理します。

同時実行

複数のパッケージを同時に処理します。分岐終了後のパッケージは、分岐させたフローがすべて完了しないとステータスを更新できません。