[CentOS/RHEL]HDD、及びSSDの初期設定

ご契約いただいた追加ローカルストレージオプション HDD、及びSSDで提供されている、それぞれHDD、またはSSDに、1つのパーティションを作成し、マウントする方法を説明します。

【注意】

この作業を実施する際は、root権限を取得する必要があります。

【参考】

  • HDD、及びSSDの操作は同一です。
  • 1台の物理サーバで追加ローカルストレージオプション HDD、及びSSDを同時にご契約いただいた場合は、ご契約いただいたHDD、及びSSDは、以下のブロックデバイスで認識されています。

  • HDDのご契約数が1、SSDのご契約数が1の場合

    ブロックデバイスHDD、またはSSD
    /dev/sdbHDD
    /dev/sdcSSD
  • HDDのご契約数が1、SSDのご契約数が2の場合

    ブロックデバイスHDD、またはSSD
    /dev/sdbHDD
    /dev/sdcSSD
    /dev/sddSSD
  • HDDのご契約数が1、SSDのご契約数が3の場合

    ブロックデバイスHDD、またはSSD
    /dev/sdbHDD
    /dev/sdcSSD
    /dev/sddSSD
    /dev/sdeSSD
  • HDDのご契約数が2、SSDのご契約数が1の場合

    ブロックデバイスHDD、またはSSD
    /dev/sdbHDD
    /dev/sdcHDD
    /dev/sddSSD
  • HDDのご契約数が2、SSDのご契約数が2の場合

    ブロックデバイスHDD、またはSSD
    /dev/sdbHDD
    /dev/sdcHDD
    /dev/sddSSD
    /dev/sdeSSD
  • HDDのご契約数が3、SSDのご契約数が1の場合

    ブロックデバイスHDD、またはSSD
    /dev/sdbHDD
    /dev/sdcHDD
    /dev/sddHDD
    /dev/sdeSSD

1.新しくパーティションを作成します。

記述書式は、「fdisk <ブロックデバイス>」です。

今回の例では、以降、<ブロックデバイス>を「/dev/sdc」とします。

# fdisk /dev/sdc
(省略)
WARNING: DOS-compatible mode is deprecated. It's strongly recommended to
         switch off the mode (command 'c') and change display units to
         sectors (command 'u').
Command (m for help): n
Command action
   e   extended
   p   primary partition (1-4)
p
Partition number (1-4): 1
First cylinder (1-24252, default 1): ─ Enterキーを押します。
Using default value 1
Last cylinder, +cylinders or +size{K,M,G} (1-24252, default 24252): ─ Enterキーを押します。
Using default value 24252
Command (m for help): p
Disk /dev/sdc: 199.5 GB, 199481098240 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 24252 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 4096 bytes
I/O size (minimum/optimal): 4096 bytes / 4096 bytes
Disk identifier: 0xee47a9fa
   Device Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/sdc1               1       24252   194804158+  83  Linux
   └─ 「/dev/sdc1」が<デバイス>です。
Partition 1 does not start on physical sector boundary.
Command (m for help): w
The partition table has been altered! ─ パーティションが作成されると、このように表示されます。
Calling ioctl() to re-read partition table.
Syncing disks.
Command (m for help): q

2.パーティションを更新します。

記述書式は、「partprobe <ブロックデバイス>」です。

# partprobe /dev/sdc

3.ファイルシステムをフォーマットします。

記述書式は、「mkfs -t <ファイルシステム> <デバイス>」です。

<デバイス>は、手順1.で確認したデバイスです。

今回の例では、以降、<ファイルシステム>を「ext4」とします。

# mkfs -t ext4 /dev/sdc1
mke2fs 1.41.12 (17-May-2010)
/dev/sdc1 alignment is offset by 512 bytes.
This may result in very poor performance, (re)-partitioning suggested.
Filesystem label=
OS type: Linux
Block size=4096 (log=2)
Fragment size=4096 (log=2)
Stride=1 blocks, Stripe width=0 blocks
12181504 inodes, 48701039 blocks
2435051 blocks (5.00%) reserved for the super user
First data block=0
Maximum filesystem blocks=4294967296
1487 block groups
32768 blocks per group, 32768 fragments per group
8192 inodes per group
Superblock backups stored on blocks:
        32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208,
        4096000, 7962624, 11239424, 20480000, 23887872
Writing inode tables: done
Creating journal (32768 blocks): done
Writing superblocks and filesystem accounting information: done
This filesystem will be automatically checked every 38 mounts or
180 days, whichever comes first.  Use tune2fs -c or -i to override.

4.マウントポイントのディレクトリを作成します。

記述書式は、「mkdir <マウントポイント>」です。

今回の例では、以降、<マウントポイント>を「/mnt/extra1」とします。

# mkdir /mnt/extra1

5.デバイスのUUIDを確認します。

記述書式は、「lsblk -f <ブロックデバイス>」です。

# lsblk -f /dev/sdc
NAME   FSTYPE LABEL UUID                                 MOUNTPOINT
sdc
└─sdc1 ext4         ########-####-####-####-############ ─ 「########-…」がデバイス「sdc1」の<UUID>です。

6.次回以降の物理サーバの起動時にデバイスを自動的にマウントにするために、マウントの設定を追加します。

ファイルの記述書式は、「UUID=<ブロックデバイス、UUID、またはラベル> <マウントポイント> <ファイルシステム> <マウントオプション> <dumpオプション> <fsckオプション>」です。<マウントオプション>、<dumpオプション>、及び<fsckオプション>は、任意の値を設定します。

<UUID>は、手順5.で確認したUUIDです。

今回の例では、<マウントオプション>を「defaults」、<dumpオプション>を「0」、及び<fsckオプション>を「2」とします。

# vi /etc/fstab
UUID=########-####-####-####-############ /mnt/extra1 ext4 defaults 0 2

7.マウントします。

# mount -a

8.デバイスにマウントポイントが表示されていることを確認します。

記述書式は、「lsblk -f <ブロックデバイス>」です。

# lsblk -f /dev/sdc
NAME   FSTYPE LABEL UUID                                 MOUNTPOINT
sdc
└─sdc1 ext4         ########-####-####-####-############ /mnt/extra1 ─ 「/mnt/extra1」がデバイス「sdc1」の<マウントポイント>です。