機能制限

ご利用のvSphereバージョンによって、以下の機能制限があります。

※vSphere 7.0、及びvSphere 8.0には、機能制限はありません。

VMware vCenter Server、及びVMware vSphere ESXi™の互換性に関する機能制限
【参考】

vSphere 5.5、及びvSphere 6.0が対象です。

VMware vSphere ESXiサーバを特定のIIJリビジョンでご利用になる場合は、ご利用になられているVMware vCenter Serverを以下のバージョンにアップデート※1していただく必要があります。

VMware vCenter Serverのバージョンをアップデートしていない場合は、上記のIIJリビジョンのVMware vSphere ESXiサーバと、CPU脆弱性に対応するためのアップデート※2がされていないVMware vSphere ESXiサーバ間でVMware vSphere vMotionを実行できない場合があります。

【参考】

この制限は、CPUの脆弱性への対応に伴う互換性要件に起因しています。制限の詳細は、Broadcom社が提供する「Knowledge Base(https://knowledge.broadcom.com/external/article?legacyId=52085)」のvMotion and EVC Informationをご覧ください。

VMware vSphere ESXiサーバのIIJリビジョンVMware vCenter Serverのバージョン

esxi-55u3-201903-001

(VMware vSphere ESXi™のバージョン:VMware vSphere ESXi 5.5 Update 3/ビルド番号:9919047)

VMware vCenter Server 5.5 Update 3k以降

esxi-60u3-201903-001

(VMware vSphere ESXi™のバージョン:VMware vSphere ESXi 6.0 Update 3/ビルド番号:10719132)

VMware vCenter Server 6.0 Update 3h以降

esxi-60u3-202003-001

(VMware vSphere ESXi™のバージョン:VMware vSphere ESXi 6.0 Update 3/ビルド番号:15018929)

VMware vCenter Server 6.0 Update 3j以降

※1 統合管理サーバの再インストールをお申し込みいただくことにより、VMware vCenter Serverのバージョンをアップデートしていただくこともできます。統合管理サーバの再インストールのお申し込みの詳細は、「統合管理サーバ 再インストール」をご参照ください。

※2 VMware vSphere ESXiサーバの再インストールをお申し込みいただくことにより、VMware vSphere ESXiサーバのバージョンをアップデートしていただくこともできます。VMware vSphere ESXiサーバの再インストールのお申し込みの詳細は、「VMware vSphere ESXiサーバ 再インストール」をご参照ください。

CPUの脆弱性への対応状況が異なるVMware vSphere ESXiサーバを併用する際の機能制限
【参考】

vSphere 5.5、vSphere 6.0、及びvSphere 6.5が対象です。

CPUの脆弱性に対応しているIIJリビジョンのVMware vSphereESXiサーバは、CPUの脆弱性に対応するためのCPU命令セットが追加されています。

追加されるCPU命令セットは、対応しているCPUの脆弱性により異なります。このことにより、お客様がご利用の環境において、以下の制限が生じる場合があります。

  • 特定のCPUの脆弱性に対応するための仮想マシン用の軽減策(Hypervisor-Assisted Guest Mitigation)を有効化した仮想マシンは、当該CPUの脆弱性に対応するためのアップデートがされていないVMware vSphere ESXiサーバ上に、VMware vSphere vMotionを使用して移行することができない場合があります。
  • CPUの脆弱性に対応するためのアップデートがされているVMware vSphere ESXiサーバと、CPUの脆弱性に対応するためのアップデートがされていないVMware vSphere ESXiサーバが同一クラスタ内に混在し、かつEVCモードを有効化していない場合は、VMware vSphere vMotionの実行に制限があります。
  • 特定のCPUの脆弱性に対応するためのアップデートがされているクラスタ内のVMware vSphere ESXiサーバと、当該CPUの脆弱性に対応するためのアップデートがされていないクラスタ外のVMware vSphere ESXiサーバ間で、VMware vSphere vMotionの実行に制限があります。
  • クラスタ内の全VMware vSphere ESXiサーバで特定のCPUの脆弱性に対応するためのアップデートが完了した場合は、当該CPUの脆弱性に対するVMware vSphere ESXiサーバのCPU命令セットが有効化されます。これに伴い、当該クラスタ内に、当該CPUの脆弱性に対応するためのアップデートがされていないVMware vSphere ESXiサーバを追加できなくなります。
【参考】

制限の詳細は、Broadcom社が提供する「Knowledge Base(https://knowledge.broadcom.com/external/article?legacyId=52085)」、及び「Knowledge Base(https://knowledge.broadcom.com/external/article?legacyId=68024)」をご覧ください。

この制限は、CPUの脆弱性への対応に伴う互換性要件に起因しています。制限の詳細は、Broadcom社が提供する「Knowledge Base(https://knowledge.broadcom.com/external/article?legacyId=52085)」のvMotion and EVC Informationをご覧ください。