統合管理サーバ(ベースセット/VW)の初期設定

統合管理サーバの初期設定の方法を説明します。

【参考】

vSphere 5.5、及びvSphere 6.0の場合に実施してください。

統合管理サーバの管理者アカウントの初期パスワードの変更
Microsoft Windows Server 2008 R2

1. リモートデスクトップ接続を使用し、統合管理サーバに接続します。

2. スタートボタンをクリックし、「すべてのプログラム」をクリックします。次に、「管理ツール」をクリックし、「サーバーマネージャー」をクリックします。

「サーバーマネージャー」画面が表示されます。

3. 画面左より、「構成」ツリー、及び「ローカルユーザーとグループ」ツリーを展開し、「ユーザー」をクリックします。

4. 画面右より、「vcadmin」を右クリックし、「パスワードの設定」をクリックします。

確認画面が表示されます。

5. 「続行」をクリックします。

「vcadminのパスワードの設定」画面が表示されます。

6. 以下の項目を入力し、「OK」をクリックします。

項目内容
新しいパスワードvcadminの新しいパスワードを入力します。
パスワードの確認入力再度、vcadminの新しいパスワードを入力します。

確認画面が表示されます。

7. 「OK」をクリックします。

Microsoft Windows Server 2012 R2

1. リモートデスクトップ接続を使用し、統合管理サーバに接続します。

2. スタートボタンをクリックし、「サーバーマネージャー」をクリックします。

「サーバーマネージャー」画面が表示されます。

3. 画面右上の「ツール」をクリックし、「コンピューターの管理」をクリックします。

「コンピューターの管理」画面が表示されます。

4. 画面左より、「システムツール」ツリー、及び「ローカルユーザーとグループ」ツリーを展開し、「ユーザー」をクリックします。

5. 画面右より、「vcadmin」を右クリックし、「パスワードの設定」をクリックします。

確認画面が表示されます。

6. 「続行」をクリックします。

「vcadminのパスワードの設定」画面が表示されます。

7. 以下の項目を入力し、「OK」をクリックします。

項目内容
新しいパスワードvcadminの新しいパスワードを入力します。
パスワードの確認入力再度、vcadminの新しいパスワードを入力します。

確認画面が表示されます。

8. 「OK」をクリックします。

「サーバーマネージャー」画面に戻ります。

【参考】

9.以降の手順は、vSphere6.0のお客様のみ実施してください。

9. 画面右上の「ツール」をクリックし、「サービス」をクリックします。

10. 対象のサービス(今回の例では「VMware Content Library Service」)を右クリックし、「プロパティ」をクリックします。

「(ローカルコンピューター)VMware Content Library Serviceのプロパティ」画面が表示されます。

11. 「ログオン」タブをクリックします。

12. 以下の項目を入力し、「OK」をクリックします。

項目内容
パスワードvcadminの新しいパスワードを入力します。
パスワードの確認入力再度、vcadminの新しいパスワードを入力します。

13. 手順10.~12.を繰り返し、以下のすべてのサービスのログオンパスワードを変更します。

  • VMware Content Library Service
  • VMware Inventory Service
  • VMware Performance Charts
  • VMware Virtual Center Server
vCenter Single Sign-OnのAdministrator権限のアカウントのパスワードの変更

vCenter Single Sign-OnのAdministrator権限のアカウントのパスワードを変更する方法を説明します。

【参考】

お引き渡し時点では、vCenter Single Sign-OnのAdministrator権限のアカウントのパスワードは、IIJ GIOインフラストラクチャーP2 プライベートリソースのコントロールパネルに記載される初期パスワードが設定されています。

1. VMware vSphere Web Clientを使用し、統合管理サーバに接続します。

2. 接続のために必要な情報を入力し、「ログイン」をクリックします。

接続のために必要な情報は、以下のとおりです。

項目内容
ユーザー名Administrator権限のアカウントのユーザーIDのadministrator@vsphere.localを入力します。
パスワードAdministrator権限のアカウントのユーザーIDの初期パスワードを入力します。
【参考】

上記の接続のために必要な情報は、IIJ GIOインフラストラクチャーP2 プライベートリソースのコントロールパネルに記載されています。詳細は、「ベースセット/VWの画面詳細」をご参照ください。「統合管理サーバ」タブで確認できます。

3. 上部ナビゲーションペインのユーザー名をクリックし、「パスワードの変更」をクリックします。

「Administrator@VSPHERE.LOCAL-パスワードの変更」画面が表示されます。

4. vCenter Single Sign-OnのAdministrator権限のアカウントのパスワードを再設定し、「OK」をクリックします。

vCenter Single Sign-OnのAdministrator権限のアカウントのパスワードを再設定するために必要な情報は、以下のとおりです。

項目内容
現在のパスワードadministrator@vsphere.localの現在のパスワードを入力します。
新しいパスワードadministrator@vsphere.localの新しいパスワードを入力します。
パスワードの確認再度、administrator@vsphere.localの新しいパスワードを入力します。
データセンターの作成

データセンターを作成する方法を説明します。

【参考】

お引き渡し時点では、統合管理サーバにVMware vCenter Serverが初期インストールされた状態で提供されます。仮想データセンター内の各オブジェクトは未作成の状態のため、データセンター、クラスタ、及びフォルダなどの各オブジェクトは、必要に応じてお客様にて構成してください。

1. VMware vSphere Web Clientを使用し、統合管理サーバに接続します。

2. 「vCenterインベントリリスト」をクリックし、「vCenter Server」をクリックします。次に、統合管理サーバ(今回の例では「ehv99631116vc.pri.p2.local」)を選択後、「アクション」をクリックして、「新規データセンター」をクリックします。

「新規データセンター」画面が表示されます。

3. 「データセンター名」に任意の名前(今回の例では「Data Center」)を入力し、「OK」をクリックします。

データセンターの作成が完了します。

ルーティング設定

統合管理サーバにルーティング設定を追加する方法を説明します。

管理ネットワークに、IIJプライベートバックボーンサービス、またはお客様が構築された仮想マシンを接続し、それらのノードを通じて、管理ネットワーク以外のネットワークに疎通する際は、ご利用の環境に合わせてルーティング設定の追加が必要になる場合があります。

【参考】

ルーティング設定に必要な情報は、IIJ GIOインフラストラクチャーP2 プライベートリソースのコントロールパネルに記載されています。詳細は、「ベースセット/VWの画面詳細」をご参照ください。「サービスネットワーク情報」タブで確認できます。

1. リモートデスクトップ接続を使用し、統合管理サーバに接続します。

2. コマンドプロンプトを起動します。

3. 以下のコマンドを実行し、ルーティング設定を追加します。

> route add <ネットワークアドレス> mask <ネットマスク> <ゲートウェイIPアドレス> IF <インタフェース> -p