[CentOS/RHEL 6]NTPサーバの設定
弊社が提供するNTPサーバを設定する方法を説明します。
1. 弊社が提供するNTPサーバとping疎通ができることを確認します。
記述書式は、「ping –c3 <NTPサーバのホスト名>」です。
今回の例では、<NTPサーバのホスト名>を「####」とします。
$ ping -c3 #### PING #### (XXX.XXX.XXX.XXX) 56(84) bytes of data. 64 bytes from #### (XXX.XXX.XXX.XXX): icmp_seq=1 ttl=58 time=0.822 ms 64 bytes from #### (XXX.XXX.XXX.XXX): icmp_seq=2 ttl=58 time=0.805 ms 64 bytes from #### (XXX.XXX.XXX.XXX): icmp_seq=3 ttl=58 time=0.799 ms --- #### ping statistics --- 3 packets transmitted, 3 received, 0% packet loss, time 2003ms rtt min/avg/max/mdev = 0.799/0.808/0.822/0.034 ms └─弊社が提供するNTPサーバから応答があることを確認します。
【参考】
弊社が提供するNTPサーバのホスト名は、『IIJ GIOインフラストラクチャーP2 サービス詳細資料[共通編]』をご覧ください。
2. 初期設定で指定されているNTPサーバを削除して、NTPサーバを追加します。
ファイルの記述書式は、「server <NTPサーバ名> <オプション>」です。
今回の例では、<オプション>を「iburst」とし、3つのNTPサーバを追加します。
$ sudo vi /etc/ntp.conf server 0.rhel.pool.ntp.org iburst server 1.rhel.pool.ntp.org iburst server 2.rhel.pool.ntp.org iburst server 3.rhel.pool.ntp.org iburst └─初期設定で指定されているNTPサーバを削除します。 server #### iburst server #### iburst server #### iburst └─弊社が提供するNTPサーバを3つ指定します。
【参考】
<オプション>、及びファイル内の他のパラメータは、お客様の要件に応じて設定してください。
3. ntpdを起動します。
$ sudo service ntpd start Starting ntpd: [ OK ] ─ 起動すると、このように表示されます。
4. ntpdのステータスを確認します。
$ sudo service ntpd status ntpd (pid 4985) is running... └─runningと表示されることを確認します。
5. 追加したNTPサーバとの時刻同期の状態を確認します。
$ sudo ntpq -p remote refid st t when poll reach delay offset jitter ============================================================================== *#### XXX.XXX.XXX.XXX 3 u 42 64 1 0.883 0.384 0.214 +#### XXX.XXX.XXX.XXX 3 u 42 64 1 1.723 0.419 0.235 +#### XXX.XXX.XXX.XXX 3 u 42 64 1 0.907 0.397 0.226 └─追加したNTPサーバのうち1台に「*」と表示されていること、追加した残りのNTPサーバに「+」と表示されていることを確認します。
6. ntpdの自動起動を有効にします。
$ sudo chkconfig ntpd on
7. ntpdの自動起動が有効になったことを確認します。
$ sudo chkconfig --list ntpd ntpd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off └─ランレベル2、3、4、及び5が「on」であることを確認します。