[CentOS/RHEL 7、及びRHEL 8]NTPサーバの設定
弊社が提供するNTPサーバを設定する方法を説明します。
1. 弊社が提供するNTPサーバとping疎通ができることを確認します。
記述書式は、「ping –c3 <NTPサーバのホスト名>」です。
今回の例では、<NTPサーバのホスト名>を「####」とします。
$ ping -c3 #### PING #### (XXX.XXX.XXX.XXX) 56(84) bytes of data. 64 bytes from #### (XXX.XXX.XXX.XXX): icmp_seq=1 ttl=58 time=0.822 ms 64 bytes from #### (XXX.XXX.XXX.XXX): icmp_seq=2 ttl=58 time=0.805 ms 64 bytes from #### (XXX.XXX.XXX.XXX): icmp_seq=3 ttl=58 time=0.799 ms --- #### ping statistics --- 3 packets transmitted, 3 received, 0% packet loss, time 2003ms rtt min/avg/max/mdev = 0.799/0.808/0.822/0.034 ms └─弊社が提供するNTPサーバから応答があることを確認します。
【参考】
弊社が提供するNTPサーバのホスト名は、『IIJ GIOインフラストラクチャーP2 サービス詳細資料[共通編]』をご覧ください。
2. 初期設定で指定されているNTPサーバを削除して、NTPサーバを追加します。
ファイルの記述書式は、「server <NTPサーバ名> <オプション>」です。
今回の例では、<オプション>を「iburst」とし、3つのNTPサーバを追加します。
$ sudo vi /etc/chrony.conf server 0.rhel.pool.ntp.org iburst server 1.rhel.pool.ntp.org iburst server 2.rhel.pool.ntp.org iburst server 3.rhel.pool.ntp.org iburst └─初期設定で指定されているNTPサーバを削除します。 server #### iburst server #### iburst server #### iburst └─弊社が提供するNTPサーバを3つ指定します。
【参考】
<オプション>、及びファイル内の他のパラメータは、お客様の要件に応じて設定してください。
3. chronydを再起動します。
$ sudo systemctl restart chronyd
4. chronydのステータスを確認します。
$ sudo systemctl status chronyd ● chronyd.service - NTP client/server Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/chronyd.service; enabled; vendor preset: enabled) └─enabledと表示されることを確認します。 Active: active (running) since Fri 2017-12-08 19:02:15 JST; 3s ago └─active (running)と表示されることを確認します。
enabledと表示されず、disabledとなっている場合は、以下のコマンドを実行します。
$ sudo systemctl enable chronyd
5. 追加したNTPサーバとの時刻同期の状態を確認します。
$ sudo chronyc sources MS Name/IP address Stratum Poll Reach LastRx Last sample =============================================================================== ^+ #### 3 6 37 45 +131us[ +131us] +/- 96ms ^+ #### 3 6 37 46 -81us[ -107us] +/- 92ms ^* #### 3 6 37 45 -61us[ -87us] +/- 92ms └─追加したNTPサーバのうち1台に「^*」と表示されていること、追加した残りのNTPサーバに「^+」と表示されていることを確認します。