[CentOS/RHEL 7、及びRHEL 8]DNSサーバの設定
弊社が提供するDNSキャッシュサーバを設定する方法を説明します。
【参考】
弊社が提供するDNSキャッシュサーバをご利用になる場合は、所定の条件を満たす必要があります。
所定の条件は、『IIJ GIOインフラストラクチャーP2 サービス詳細資料[共通編]』をご覧ください。
1. 名前解決の参照先にDNSを追加します。
既存の「hosts:」行の任意の位置にスペース区切りで「dns」を追加します。
$ sudo vi /etc/nsswitch.conf hosts: files dns
【参考】
「dns」を追加する位置は、お客様の要件に応じてご検討ください。
2. ネットワーク「インターネット接続」のVLANインタフェースに対する接続プロファイルに、DNSキャッシュサーバのIPアドレスを登録します。
コマンドの記述書式は、「sudo nmcli connection modify <コネクションネーム> +ipv4.dns "<DNSキャッシュサーバのIPアドレス>"」です。
今回の例では、以降、<コネクションネーム>を「####」、<DNSキャッシュサーバのIPアドレス>を「XXX.XXX.XXX.XXX XXX.XXX.XXX.XXX」とします。DNSキャッシュサーバのIPアドレスは、スペース区切りで2つ指定します。
$ sudo nmcli connection modify #### +ipv4.dns "XXX.XXX.XXX.XXX XXX.XXX.XXX.XXX"
【参考】
弊社が提供するDNSキャッシュサーバのIPアドレスは、『IIJ GIOインフラストラクチャーP2 サービス詳細資料[共通編]』をご覧ください。
3. ネットワーク「インターネット接続」のVLANインタフェースを再起動します。
コマンドの記述書式は、「sudo nmcli device disconnect vlan<VLAN ID>; sudo nmcli connection up <コネクションネーム>」です。
今回の例では、以降、<VLAN ID>を「1」とします。
$ sudo nmcli device disconnect vlan1; sudo nmcli connection up ####
【注意】
ネットワーク「インターネット接続」のVLAN以外のVLANによる接続が確立された状態、またはWebコンソールを通じて物理サーバのシリアルコンソールに接続した状態で、再起動を実施してください。
【参考】
Webコンソールの詳細は、「Webコンソールのご利用方法」をご参照ください。
4. ネットワーク「インターネット接続」のVLANインタフェースに対する接続プロファイルに、DNSキャッシュサーバのIPアドレスが登録されたことを確認します。
コマンドの記述書式は、「sudo nmcli connection show <コネクションネーム>」です。
$ sudo nmcli connection show #### IP4.DNS[1]: XXX.XXX.XXX.XXX IP4.DNS[2]: XXX.XXX.XXX.XXX └─登録したDNSキャッシュサーバのIPアドレスが表示されることを確認します。
5. 名前解決できることを確認します。
コマンドの記述書式は、「dig www.iij.ad.jp」です。
$ dig www.iij.ad.jp ;; ANSWER SECTION: www.iij.ad.jp. 119 IN A XXX.XXX.XXX.XXX └─ANSWER SECTIONにレコードが表示されることを確認します。 ;; SERVER: XXX.XXX.XXX.XXX#53(XXX.XXX.XXX.XXX) └─登録したDNSキャッシュサーバのIPアドレスが表示されることを確認します。