VMware vSphere ESXiサーバのハードウェア障害時の対応
弊社では、VMware vSphere ESXiサーバのハードウェアの故障を検知した場合は、お客様にご連絡の上、ハードウェアの保守を実施します。
保守対応を実施する場合は、ESXiサーバをシャットダウンした状態でお引き渡しいただきます。
【参考】
- 以下をご利用の際に、いずれかの vSphere クライアント インターフェイスからVMware vSphere ESXiサーバに対する電源の操作ができる場合は、クライアントでのシャットダウンを実施してください。
- VMware Host Client
- VMware vSphere Client
- VMware vSphere Web Client
- VMware vSphere Client (HTML5)
- VMware vSphere Client によるシャットダウンの方法の詳細は、VMware社が提供する、以下の「ESXi ホストの再起動またはシャットダウン」をご覧ください。
- https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/6.0/com.vmware.vsphere.vcenterhost.doc/GUID-56501DFD-8AAC-47B5-82A0-A70ED1E26A8E.html
- https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/6.5/com.vmware.vsphere.vcenterhost.doc/GUID-56501DFD-8AAC-47B5-82A0-A70ED1E26A8E.html
- https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/7.0/com.vmware.vsphere.vcenterhost.doc/GUID-56501DFD-8AAC-47B5-82A0-A70ED1E26A8E.html
- https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/8.0/vsphere-vcenter-esxi-management/GUID-56501DFD-8AAC-47B5-82A0-A70ED1E26A8E.html
- 本コントロールパネルから電源をOFFする操作を行った場合は、操作直前に変更したVMware vSphere ESXiサーバに対する設定が保持されない場合があります。
- VMware vSphere ESXiサーバの電源をON/OFFする方法の詳細は、「仮想化プラットフォームの電源のON/OFF > VMware vSphere ESXiサーバの電源のON/OFF」をご参照ください
弊社で検知できないVMware vSphere ESXiサーバのハードウェア障害時の対応
弊社サービス設備において、ESXiサーバの以下の部位の故障を検知できません。これらの部位の故障を検知するには、vCenter Serverでの設定が必要ですが、この設定に必要な特権アカウントをお客様にお引き渡ししているためです。
- ローカルストレージの冗長化コントローラに搭載されたキャッシュメモリ
- 拡張カードのNICポート
- FCポート
これらの部位の故障は、以下の表に記載されたvSphere アラームを有効に設定することでお客様にて検知できるようになります。
【参考】
vSphere アラームを設定する方法の詳細は、VMware社が提供する、以下のマニュアルをご覧ください。
- vSphere Clientでのアラームの設定
- https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/5.5/com.vmware.vsphere.monitoring.doc/GUID-79AC1262-D701-4BC8-8F8D-F046AE0578CF.html
- https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/6.0/com.vmware.vsphere.monitoring.doc/GUID-79AC1262-D701-4BC8-8F8D-F046AE0578CF.html
- https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/6.5/com.vmware.vsphere.monitoring.doc/GUID-79AC1262-D701-4BC8-8F8D-F046AE0578CF.html
- https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/7.0/com.vmware.vsphere.monitoring.doc/GUID-E30ED662-D851-4230-9AFE-1BBBC55C98D6.html
- https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/8.0/vsphere-monitoring-performance/GUID-E30ED662-D851-4230-9AFE-1BBBC55C98D6.html
部位 | vSphere アラーム |
---|---|
ローカルストレージの冗長化コントローラに搭載されたキャッシュメモリ |
|
拡張カードのNICポート※2 |
|
FCポート |
|
※1 当該部位の故障により、稀に冗長化コントローラ自体が使用できなくなる場合があります。これに伴い、VMware vSphere ESXiサーバはローカルストレージを参照できず、メモリ上のみで稼働します。過去事例では、この状態においてもVMware vSphere ESXiサーバ上の仮想マシンは影響なく稼働し続けますが、時間経過に伴い、以下のような事象に至ることが確認されています。
- VMware vSphere ESXiサーバが統合管理サーバ、または運用管理サーバから切断され、VMware vSphere Client、及びVMware vSphere Web Clientから操作できなくなる
- VMware vSphere ESXiサーバにSSH接続できなくなる
※2 故障の検知に際して拡張カードのNICポートに対応するvmnicを識別する必要がありますが、ご利用のVMware vSphere ESXiサーバの品目により、拡張カードのNICポートに対応するvmnicは異なります。
詳細は『IIJ GIOインフラストラクチャーP2 プライベートリソース サービス詳細資料[仮想化プラットフォーム VWシリーズ編]』をご覧ください。
vSphere アラームの発生時の状況により、上記以外のvSphere アラームが並行して発生する可能性があります。
上記のvSphere アラームは、弊社サービス設備の障害、メンテナンス、またはVMware vSphereの不具合など、他の要因によっても発生する可能性があります。
そのため、弊社サービス設備で障害が発生していないこと、及びメンテナンスが行われていないことを、弊社アナウンスでご確認いただいた上でお問い合わせください。
【参考】
弊社アナウンスは、コントロールパネルのダッシュボードに記載されています。詳細は、「ダッシュボード」をご参照ください。「お知らせ一覧」で確認できます。