分散仮想スイッチを作成する方法を説明します。

1.　分散仮想スイッチの作成

2.　分散ポートグループ作成、及び設定

3.　vMotionポートグループ作成、及び設定 

4.　FTポートグループ作成、及び設定 

5.　IPストレージポートグループ作成、及び設定 

分散仮想スイッチの作成

分散仮想スイッチを作成する方法を説明します。

1. VMware vSphere Web Clientを使用し、統合管理サーバに接続します。

2. 「ホーム」をクリックし、「ネットワーク」をクリックします。次に、データセンター（今回の例では「Datacenter_01」）を右クリック後、「Distributed Switch」をクリックして、「新しいDistributed Switch」をクリックします。

「名前と場所」画面が表示されます。

3. 任意の「名前」（今回の例では「dvSwitch」）を入力し、「次へ」をクリックします。

「バージョンの選択」画面が表示されます。

4. vSphere 5.5の場合は、「Distributed Switch: 5.5.0」、vSphere 6.0の場合は、「Distributed Switch: 6.0.0」を選択し、「次へ」をクリックします。

「設定の編集」画面が表示されます。

5. 「アップリンク数」で、vSphere Distributed Switchに紐づける物理アダプタ数（1～2）を入力後、任意の「ポートグループ名」（今回の例では「dvPortGroup」）を入力して、「次へ」をクリックします。

「終了準備の完了」画面が表示されます。

6. 設定内容を確認し、「終了」をクリックします。

7. 分散仮想スイッチ（今回の例では「dvSwitch」）が作成されたことを確認します。

8. 「vCenterインベントリリスト」をクリックし、「Distributed Switches」をクリックします。次に、「管理」タブをクリック後、「設定」をクリックして、「トポロジ」をクリックします。さらに、「」（ホストをこのDistributed Switchに追加して、物理または仮想ネットワークアダプタを移行します。）をクリックします。

「タスクを選択」画面が表示されます。

9. 「ホストの追加」を選択し、「次へ」をクリックします。

「ホストの選択」画面が表示されます。

10. 「新規ホスト」をクリックします。

「新規ホストの選択」画面が表示されます。

11. 追加するホスト（今回の例では「ehv46335142esx001.pri.p2.local」）のチェックボックスをチェックし、「OK」をクリックします。

「ホストの選択」画面に戻ります。

12. 追加するホストが表示されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

「ネットワークアダプタタスクの選択」画面が表示されます。

13. 「物理アダプタの管理」チェックボックスをチェックし、「次へ」をクリックします。

「物理ネットワークアダプタの管理」画面が表示されます。

14. VMware vSphere ESXiサーバの品目に対応する物理NICを選択し、「アップリンクの割り当て」をクリックします。

物理NICを複数割り当てる場合は、手順14.～15.を繰り返し実施します。

今回の例では、をご利用の場合の画面で説明します。

「＜物理NIC＞のアップリンクの選択」画面が表示されます。

15. 「OK」をクリックします。

「物理ネットワークアダプタの管理」画面に戻ります。

16. 物理NICが、「割り当て済み」であることを確認し、「次へ」をクリックします。

「影響の分析」画面が表示されます。

17. 「全体的な影響のステータス」が、「影響ありません」であることを確認し、「次へ」をクリックします。

「終了準備の完了」画面が表示されます。

18. 設定内容を確認し、「終了」をクリックします。

分散ポートグループ作成、及び設定

分散ポートグループを作成し、設定する方法を説明します。

1. 「vCenterインベントリリスト」をクリック後、「Distributed Switches」をクリックして、「分散仮想スイッチの作成」で作成した分散仮想スイッチ（今回の例では「dvSwitch」）を選択します。

2. 「管理」タブをクリック後、「設定」をクリックして、「」（新規分散ポートグループを作成します）をクリックします。

「名前と場所の選択」画面が表示されます。

3. 任意の「名前」（今回の例では「dvPortGroup2」）を入力し、「次へ」をクリックします。

「設定の構成」画面が表示されます。

4. 「VLANタイプ」を選択後、「VLAN ID」を入力して、「次へ」をクリックします。

「VLANタイプ」から、「VLAN」、または「VLANトランク」を選択し、ご契約された各種ネットワークに割り当てられた「VLAN ID」、またはVLAN IDを含むVLANトランクの範囲を入力します。

「終了準備の完了」画面が表示されます。

5. 設定内容を確認し、「終了」をクリックします。

6. 分散ポートグループ（今回の例では「dvPortGroup2」）が作成されたことを確認します。

7. 作成した分散ポートグループ（今回の例では「dvPortGroup2」）を選択し、「」（分散ポートグループ設定を編集します）をクリックします。

「設定の編集」画面が表示されます。

8. 「チーミングおよびフェイルオーバー」をクリックします。

9. 「ロードバランシング」の方式を選択します。

10. 「ネットワークの障害検出」で「リンク状態のみ」が選択されていることを確認します。

11. 分散ポートグループに関する、その他の設定は、お客様にて任意の値を設定していただき、「OK」をクリックし、設定を完了します。

vMotionポートグループ作成、及び設定

vMotionポートグループを作成し、設定する方法を説明します。

1. vMotion用の分散ポートグループを作成します。

2. 「vCenterインベントリリスト」をクリックし、「Distributed Switches」をクリックします。次に、「管理」タブをクリック後、「設定」をクリックして、「」（ホストをこのDistributed Switchに追加して、物理または仮想ネットワークアダプタを移行します。）をクリックします。

「タスクを選択」画面が表示されます。

3. 「ホストネットワークの管理」を選択し、「次へ」をクリックします。

「ホストの選択」画面が表示されます。

4. 「接続されたホスト」をクリックします。

「メンバーホストの選択」画面が表示されます。

5. 選択するホスト（今回の例では「ehv24269537esx001.pri.p2.local」）のチェックボックスをチェックし、「OK」をクリックします。

「ホストの選択」画面に戻ります。

6. 追加するホストが表示されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

「ネットワークアダプタタスクの選択」画面が表示されます。

7. 「VMkernelアダプタの管理」チェックボックスのみをチェックし、「次へ」をクリックします。

「VMkernelネットワークアダプタの管理」画面が表示されます。

8. 「新規アダプタ」をクリックします。

「ターゲットデバイスの選択」画面が表示されます。

9. 「既存の分散ポートグループの選択」が選択されていることを確認し、「参照」をクリックします。

「ネットワークの選択」画面が表示されます。

10. 手順1.で作成した分散ポートグループ（今回の例では「vmk_vMotion」）を選択し、「OK」をクリックします。

「ターゲットデバイスの選択」画面に戻ります。

11. 「既存の分散ポートグループの選択」が選択され、選択した分散ポートグループ（今回の例では「vmk_vMotion」）が表示されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

「ポートのプロパティ」画面が表示されます。

12. 「使用可能なサービス」で、「vMotionトラフィック」チェックボックスをチェックし、「次へ」をクリックします。

「IPv4設定」画面が表示されます。

13. 「固定IPv4設定を使用します」を選択後、ご利用になれるvMotionネットワークに紐づく情報を設定して、「次へ」をクリックします。

ご利用になれるvMotionネットワークに紐づく情報の設定項目は、以下のとおりです。

「終了準備の完了」画面が表示されます。

14. 設定内容を確認し、「終了」をクリックします。

「VMkernelネットワークアダプタの管理」画面に戻ります。

15. 新規にVMkernelネットワークアダプタが作成されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

「影響の分析」画面が表示されます。

16. 「全体的な影響のステータス」が「影響ありません」であることを確認し、「次へ」をクリックします。

「終了準備の完了」画面が表示されます。

17. 設定内容を確認し、「終了」をクリックします。

FTポートグループ作成、及び設定

FTポートグループを作成し、設定する方法を説明します。

1. VMware vSphere Fault Tolerance（FT）用の分散ポートグループを作成します。

2. 「vMotionポートグループ作成、及び設定」の手順2.～9.を実行します。

「ネットワークの選択」画面が表示されます。

3. 手順1.で作成した分散ポートグループ（今回の例では「vmk_FT」）を選択し、「OK」をクリックします。

「ターゲットデバイスの選択」画面に戻ります。

4. 「既存の分散ポートグループの選択」が選択され、選択した分散ポートグループ（今回の例では「vmk_FT」）が表示されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

「ポートのプロパティ」画面が表示されます。

5. 「使用可能なサービス」で、「Fault Toleranceのログ」チェックボックスをチェックし、「次へ」をクリックします。

「IPv4設定」画面が表示されます。

6. 「固定IPv4設定を使用します」を選択後、ご利用になれるFTネットワークに紐づく情報を設定して、「次へ」をクリックします。

ご利用になれるFTネットワークに紐づく情報の設定項目は、以下のとおりです。

「終了準備の完了」画面が表示されます。

7. 設定内容を確認し、「終了」をクリックします。

「VMkernelネットワークアダプタの管理」画面に戻ります。

8. 新規にVMkernelネットワークアダプタが作成されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

「影響の分析」画面が表示されます。

9. 「全体的な影響のステータス」が「影響ありません」であることを確認し、「次へ」をクリックします。

「終了準備の完了」画面が表示されます。

10. 設定内容を確認し、「終了」をクリックします。

IPストレージポートグループ作成、及び設定

IPストレージポートグループを作成し、設定する⽅法を説明します。

1. IPストレージ用の分散ポートグループを作成します。

2. 「vCenterインベントリリスト」をクリックし、「Distributed Switches」をクリックします。次に、「管理」タブをクリック後、「設定」をクリックして、「」（ホストをこのDistributed Switchに追加して、物理または仮想ネットワークアダプタを移行します。）をクリックします。

「タスクを選択」画面が表示されます。

3. 「ホストネットワークの管理」を選択し、「次へ」をクリックします。

「ホストの選択」画面が表示されます。

4. 「接続されたホスト」をクリックします。

「メンバーホストの選択」画面が表示されます。

5. 選択するホスト（今回の例では「ehv99631116esx001.pri.p2.local」）のチェックボックスをチェックし、「OK」をクリックします。

「ホストの選択」画面に戻ります。

6. 追加するホストが表示されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

「ネットワークアダプタタスクの選択」画面が表示されます。

7. 「VMkernelアダプタの管理」チェックボックスのみをチェックし、「次へ」をクリックします。

「VMkernelネットワークアダプタの管理」画面が表示されます。

8. 「新規アダプタ」をクリックします。

「ターゲットデバイスの選択」画面が表示されます。

9. 「既存のネットワークの選択」が選択されていることを確認し、「参照」をクリックします。

「ネットワークの選択」画面が表示されます。

10. 手順1.で作成した分散ポートグループ（今回の例では「vmk_NFS01」）を選択し、「OK」をクリックします。

「ターゲットデバイスの選択」画面に戻ります。

11. 「既存のネットワークの選択」が選択され、選択した分散ポートグループ（今回の例では「vmk_NFS01」）が表示されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

「ポートのプロパティ」画面が表示されます。

12. 「使用可能なサービス」で、すべてのチェックボックスがチェックされていないことを確認後、「次へ」をクリックします。

「IPv4設定」画面が表示されます。

13. 「固定IPv4設定を使用します」を選択後、ご利用になれるIPストレージネットワークに紐づく情報を設定して、「次へ」をクリックします。

ご利用になれるIPストレージネットワークに紐づく情報の設定項目は、以下のとおりです。

「終了準備の完了」画面が表示されます。

14. 設定内容を確認し、「終了」をクリックします。

「VMkernelネットワークアダプタの管理」画面に戻ります。

15. 新規にVMkernelネットワークアダプタが作成されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

「影響の分析」画面が表示されます。

16. 「全体的な影響のステータス」が「影響ありません」であることを確認し、「次へ」をクリックします。

「終了準備の完了」画面が表示されます。

17. 設定内容を確認し、「終了」をクリックします。