CentOS/RHEL 7、及びRHEL 8の注意事項、及び制限事項

物理サーバをご利用になる際の注意事項(変更に注意が必要な設定)、及び制限事項(変更、または削除してはいけない設定)を説明します。

注意事項
設定項目設定箇所変更に注意が必要な設定
インタフェース/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-vlan<プライベートネットワークのVLAN ID>設定を変更すると通信に影響がある可能性があります。
TCPWrapper※1/etc/hosts.allow

以下の設定を削除すると、自ホストから物理サーバにアクセスできなくなります。ミドルウェアなどの動作に影響がある可能性があります。

127.0.0.1

サービスNetworkManagerNetworkManagerを停止すると、物理サーバにアクセスできなくなります。NetworkManagerを停止してNetwork Initscriptでネットワークインタフェースを制御する場合は、「[CentOS/RHEL 7、及びRHEL 8]NetworkManager停止、及びルーティング設定」をご参照ください。

※1 対象はCentOS/RHEL 7です。

制限事項
設定項目設定箇所変更、または削除してはいけない設定
ホスト名/etc/hostname左記のファイルを編集しないでください。
インタフェース/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-vlan<保守ネットワークのVLAN ID>左記のファイルを編集しないでください。
ルーティング/etc/sysconfig/network-scripts/route-vlan<保守ネットワークのVLAN ID>左記のファイルを編集しないでください。
/etc/sysconfig/network-scripts/iproute2

203.180.60.0

203.180.63.0

TCPWrapper※1/etc/hosts.allow

以下のIPアドレスからSSHの通信ができなくなる設定を行わないでください。

10.45.96.81

10.45.96.82

10.63.96.21

10.63.96.22

203.180.60.0

203.180.63.0

firewalld/etc/sysconfig/iptablesの設定

以下のIPアドレスからping、及びSSHの通信ができなくなる設定を行わないでください。

10.45.96.81

10.45.96.82

10.63.96.21

10.63.96.22

203.180.60.0

203.180.63.0

リポジトリ

(RHELの場合)

/etc/yum.repos.d/ディレクトリに保存されている以下のファイル

  • redhat.repo
  • rh-cloud.repo
  • rhui-load-balancers
左記のファイルを編集しないでください。

リポジトリ

(CentOSの場合)

/etc/yum.repos.d/p2.repo左記のファイルを編集しないでください。
シリアルコンソール/etc/securettyttyS0
/etc/default/grub

GRUB_TERMINAL="console serial"

GRUB_CMDLINE_LINUX="crashkernel=auto rhgb quiet console=ttyS0,115200 console=tty0 intel_idle.max_cstate=0 processor.max_cstate=0 rcuupdate.rcu_stall_suppress=1"

GRUB_SERIAL_COMMAND="serial --speed=115200 --unit=0 --word=8 --parity=no --stop=1"

ユーザ/etc/passwdIIJ GIOインフラストラクチャーP2 プライベートリソース サービス詳細資料[物理サーバ編]』の「お客様にご提供いただく情報及びお客様にご提供する情報」に記載されているログインアカウント

※1 対象はCentOS/RHEL 7です。

【参考】

<保守ネットワークのVLAN ID>を確認する方法の詳細は、保守ゲートウェイの画面詳細をご参照ください。「接続情報」で確認できます。