[vSphere 8.0]ベースセット/VW アップグレード中の切り戻し

【注意】

  • 本手順はVMware vCenter Server Appliance 8.0 アップグレード中に切り戻しが必要になった場合のみ実施してください。

アップグレード時の状況に伴い、実施する作業を説明します。

  1. [ステージ1: vCenter Serverのデプロイ]で切り戻しが必要になった場合
  2. [ステージ2: vCenter Server]のウィザード実行段階で切り戻しが必要になった場合
  3. [ステージ2: vCenter Server]のデータ移行中に切り戻しが必要になった場合
[ステージ1: vCenter Serverのデプロイ]で切り戻しが必要になった場合

[ステージ1: vCenter Serverのデプロイ]で何らかのエラーにより切り戻しが必要になった場合、デプロイされたvCenter Server Appliance 8.0を削除します。

1.VMware vSphere Client (HTML5)を使用し、vCenter Server Appliance 7.0に接続できることを確認します。

2.インベントリからデプロイされたvCenter Server Appliance 8.0の仮想マシンを確認します。

3.仮想マシンが停止していることを確認し、「ディスクから削除」を実行します。


[ステージ2: vCenter Server]のウィザード実行段階で切り戻しが必要になった場合

[ステージ2: vCenter Server]のウィザード実行段階で何らかのエラーにより切り戻しが必要になった場合、デプロイされたvCenter Server Appliance 8.0を削除します。

1.VMware vSphere Client (HTML5)を使用し、vCenter Server Appliance 7.0に接続できることを確認します。

2.インベントリからデプロイされたvCenter Server Appliance 8.0の仮想マシンを確認します。

3.仮想マシンが停止していることを確認し、「ディスクから削除」を実行します。


[ステージ2: vCenter Server]のデータ移行中に切り戻しが必要になった場合

[ステージ2: vCenter Server]のデータ移行中に何らかのエラーにより切り戻しが必要になった場合、vCenter Server Appliance 7.0をパワーオンします。

1.VMware Host Clientを使用し、VMware vSphere ESXiサーバへ接続します。

2.vCenter Server Appliance 8.0がパワーオンであれば、停止します。

3.vCenter Server Appliance 7.0をパワーオンします。

4.vCenter Server Appliance 7.0をパワーオン後、VMware vSphere Client (HTML5)を使用し、vCenter Server Appliance 7.0へ接続できることを確認します。

【参考】

vCenter Server Appliance 7.0へ接続後、「HAクラスタバージョンの不整合を検出しました」のメッセージがクラスタで出力された場合、vSphere HA 再構成(クラスタを参照し、一度vSphere HAを無効化後、再度有効化)が必要となります。

また、vSphere HAの再構成によって 仮想マシンの再起動が発生する場合があります。詳細は、VMware社が提供する「Knowledge Base(https://kb.vmware.com/s/article/2017778?lang=ja)」をご覧ください。