1.10 NVMeモデルの仮想サーバ専有タイプ故障時の保守

NVMeモデルの仮想サーバ専有タイプ(品目:VD20-256-NVME)が故障した場合、弊社で機器を交換する前のお客様自身による作業(事前作業)、及び弊社で機器を交換した後のお客様自身による作業(事後作業)が必要です。事前作業と事後作業について、以下に説明します。

注 意
  • Windows Server 2008 R2 Standardでは、NVMeモデルをご利用いただけません。
補 足

事前作業

1.NVMeモデルの仮想サーバ専有タイプ(品目:VD20-256-NVME)が故障したことを、お客様窓口に連絡します。
補 足

お客様窓口については、契約時にお渡しした「ご利用の手引き」をご覧ください。

2.弊社で機器の交換を手配します。また、お客様に実施していただく事前作業の内容を、メールで連絡します。お客様は、事前作業の連絡を受けた後、指示に従って事前作業を実施します。
補 足

弊社は機器を交換します。機器を交換した後、機器の交換が完了したことをお客様へ連絡します。

3.Linuxの場合、交換後の機器ではファイルシステムが構築されていないため、正常に起動できません。そのため、fstabを以下のとおりに編集し、コメントアウトします。
補 足

ファイルシステムとマウントポイントは任意です。

# vi /etc/fstab

(以下の情報を追加します)

#/dev/nvme0n1    /mnt     ext4 defaults 0 0

事後作業

お客様は、機器の交換完了連絡を受け取った後、以下の事後作業を実施してください。

Linux、及びWindows Serverの事後作業について、以下に説明します。

Linuxの事後作業

交換後の機器を使用するために、以下のコマンドを実行してファイルシステムを作成し、fstabのコメントアウトを解除します。

補 足

ファイルシステムとマウントポイントは任意です。

# mkfs -t ext4 /dev/nvme0n1

# vi /etc/nvme0n1

(以下の情報を追加します)

/dev/nvme0n1    /mnt     ext4 defaults 0 0

Windows Serverの事後作業

Windows Serverの場合、ローカルストレージを初期化します。

Windows Serverのローカルストレージの初期化方法について詳しくは、「 4.2 仮想サーバ(Windows Server)のローカルストレージセットアップ 」をご覧ください。