ファイアウォールは、契約しただけでは利用を開始できません。利用を開始するには、ネットワーク初期設定を実行する必要があります。以下に、ファイアウォールのネットワーク初期設定の実行方法を説明します。ファイアウォールのネットワーク初期設定は、ファイアウォールの詳細画面で実行します。
ネットワーク初期設定では、ファイアウォールのExternalネットワークとInternalネットワークにネットワーク種別を設定します。Externalネットワークに設定したネットワーク種別は、ネットワーク初期設定を完了した後は変更できません。そのため、ネットワーク初期設定を始める前に、ご利用用途に合わせたExternalネットワークのネットワーク種別をあらかじめ決定しておいてください。ExternalネットワークとInternalネットワークに設定可能なネットワーク種別について詳しくは、「10.2.1 ファイアウォールに設定可能なネットワーク種別について」をご覧ください。
「ファイアウォールの一覧」画面の開き方について詳しくは、「10.1.1 ファイアウォールの一覧」をご覧ください。
ネットワーク初期設定が必要なファイアウォールの「ステータス」には、が表示されています。
選択したファイアウォールの詳細画面が表示されます。
「ファイアウォールネットワーク初期設定」画面が表示されます。
選択したネットワーク種別によって、設定項目の入力内容が異なります。各項目について、以下に説明します。
設定項目 | ネットワーク種別の選択 | ||
---|---|---|---|
グローバルネットワーク | 標準プライベートネットワーク | プライベートネットワーク/V | |
External VIP名称 | External VIPの名称として任意の文字列を入力します。 | ||
ネットワークアドレス | 自動的にアドレスが割り当てられます。入力不要です。 |
|
|
Masterホストの実アドレス | 自動的にアドレスが割り当てられます。入力不要です。 | ファイアウォールのMasterに割り当てるIPv4アドレスを入力します。「ネットワークアドレス」に入力したネットワーク範囲内のアドレスを入力してください。 | |
Slaveホストの実アドレス | 自動的にアドレスが割り当てられます。入力不要です。 |
ファイアウォールのSlaveに割り当てるIPv4アドレスを入力します。「ネットワークアドレス」に入力したネットワーク範囲内のアドレスを入力してください。 |
|
VIPアドレス | 自動的にアドレスが割り当てられます。入力不要です。 | VIPアドレスに指定するIPv4アドレスを入力します。「ネットワークアドレス」に入力したネットワーク範囲内のアドレスを入力してください。 |
選択したネットワーク種別によって、設定項目の入力内容が異なります。各項目について、以下に説明します。
設定項目 | ネットワーク種別の選択 | |
---|---|---|
標準プライベートネットワーク | プライベートネットワーク/V | |
ネットワークアドレス | 自動的にアドレスが割り当てられます。入力不要です。 |
|
Masterホストの実アドレス | 自動的にアドレスが割り当てられます。入力不要です。 | ファイアウォールのMasterに割り当てるIPv4アドレスを入力します。「ネットワークアドレス」に入力したネットワーク範囲内のアドレスを入力してください。 |
Slaveホストの実アドレス | 自動的にアドレスが割り当てられます。入力不要です。 | ファイアウォールのSlaveに割り当てるIPv4アドレスを入力します。「ネットワークアドレス」に入力したネットワーク範囲内のアドレスを入力してください。 |
VIPアドレス | 自動的にアドレスが割り当てられます。入力不要です。 | VIPアドレスに指定するIPv4アドレスを入力します。「ネットワークアドレス」に入力したネットワーク範囲内のアドレスを入力してください。 |
なお「Internalネットワーク追加」ボタンをクリックことで、追加でInternalネットワークの追加が可能です。
最大5本までInternalネットワークの追加が可能です。なお、追加で表示したInternalネットワークの設定欄は「Internalネットワーク削除」ボタンをクリックすることで、表示を削除できます。
処理を受け付けたことを示すメッセージが「ファイアウォールネットワーク初期設定」画面に表示されます。
「ファイアウォールネットワーク初期設定」画面が閉じ、ファイアウォールの詳細画面に戻ります。
「ファイアウォール概要」欄の「ステータス」にが表示されます。ネットワーク初期設定が完了するとが表示され、ファイアウォールが利用可能になります。