2.2.3 Windows Serverの初期状態

Windows Serverの初期状態

補 足
  • Windows Server 2008 R2 Standard は、2020年1月14日に新規受注を終了いたしました。
  • Windows Server 2012 R2 Standard は、2023年10月10日に新規受注を終了いたしました。
デバイス
項目 初期状態
システムストレージ Cドライブとして認識されます。
専有タイプの仮想サーバのローカルストレージ
  • Fusion ioMemoryモデル(品目:VD16-192-FIPX)の場合、ドライバの設定が必要です。「D:仮想サーバを利用可能にするまでの操作」の「2.2 Windows ServerへのFusion ioMemoryドライバのインストール」をご覧ください。
  • 注 意
    • OSの種類やバージョンによっては。Fusion ioMemoryモデルをご利用いただけません
    • OS毎のFusion ioMemory対応有無については、「1.9.1 Fusion ioMemory ファームウェアとドライバの互換性」をご確認ください
    • Windows Server 2008 R2 Standardでは、NVMeモデルをご利用いただけません。
    重 要
    • Fusion ioMemoryのファームウェアは絶対にアップデートしないでください。Fusion ioMemoryが動作不能になる場合があります。ドライバのみ、インストールしてください。
    • Fusion ioMemoryのドライバは、「D:仮想サーバを利用可能にするまでの操作」の「2.2 Windows ServerへのFusion ioMemoryドライバのインストール」で説明しているとおり、コントロールパネルからダウンロードしてください。インターネットなどで入手したドライバは絶対に使用しないでください。
    • Fusion ioMemoryモデルの仮想サーバ専有タイプ(品目:VD16-192-FIPX)が故障した場合、保守作業が必要です。保守作業について詳しくは、「1.9 Fusion ioMemoryモデルの仮想サーバ専有タイプ故障時の保守」をご覧ください。
追加ストレージ ドライブレターが割り当てられていません。ドライブレターを任意に設定できます。また、未フォーマットで提供されるため、セットアップが必要です。「D:仮想サーバを利用可能にするまでの操作」の「6.2 仮想サーバ(Windows Server)のデータデバイスのセットアップ」を参照してセットアップしてください。
スワップ領域(ページングファイル) 無効化しています。必要に応じて、有効化してください。
グローバルネットワークのNIC
  • Windows Server 2008 R2 Standardの場合、「ローカル エリア接続」として認識されます。
  • Windows Server 2012 R2 Standard以降のメジャーバージョンの場合、「イーサネット」として認識されます。
  • 初期状態では、グローバルIPアドレスが割り当てられていません。コントロールパネルで、グローバルIPアドレスを割り当ててください。グローバルIPアドレスの割り当てについて詳しくは、「E:コントロールパネルでの設定方法」の「2.5.1 グローバルIPアドレスを追加する」をご覧ください。
  • グローバルIPアドレスを割り当てた場合、IPv4アドレスとIPv6アドレスはDHCPで設定されます。ただし、DHCPで設定されるIPアドレスは1つだけのため、複数のグローバルアドレスをご利用の場合は、スタティックIPアドレスの設定が必要です。
標準プライベートネットワークのNIC
  • Windows Server 2008 R2 Standardの場合、「ローカル エリア接続2」以降(※)として認識されます。
  • Windows Server 2012 R2 Standard以降のメジャーバージョンの場合、「イーサネット 2」以降(※)として認識されます。
  • IPv4アドレスはDHCPで設定されます。
  • ※ MACアドレスと照合してご確認ください。

プライベートネットワーク/VのNIC
  • Windows Server 2008 R2 Standardの場合、「ローカル エリア接続2」以降(※)として認識されます。
  • Windows Server 2012 R2 Standard以降のメジャーバージョンの場合、「イーサネット 2」以降(※)として認識されます。
  • IPアドレスは未設定のため、任意に設定できます。
  • ※ MACアドレスと照合してご確認ください。

アカウント
項目 初期状態
Administratorのパスワード 初回起動時にWindows Server上でパスワードの設定画面が表示されます。指示に従ってパスワードを設定してください。
リモートログイン
  • 「このコンピュータへの接続を許可しない」が設定されています。
  • 初回は、コントロールパネルのコンソールからログインしてください。コンソールへのログインについて詳しくは、「E:コントロールパネルでの設定方法」の「2.6.2 Windows Serverのコンソール画面を開く」をご覧ください。
cloudbase-initアカウント cloudbase-initのアカウントが作成されています。cloudbase-initのアカウントは、Administrator権限を持っています。
各種OS設定
項目 初期状態
デフォルトルート グローバルネットワークのルータに設定済みですが、任意に変更できます。
ネットワークフィルタ

WindowsファイアウォールをWindows Serverのデフォルト設定で適用しています。

ただし、Windows Server 2016 Standard以降のメジャーバージョンでは、以下の設定が無効化されています。

  • 受信の規則(Windows Server 2016 Standard の場合)
  • DIAL プロトコルサーバー、Windows リモート管理(HTTP受信)(パブリック)、デバイス キャスト SSDP 探索(UDP受信)、デバイス キャスト UPnPイベント(TCP受信)、デバイス キャスト ストリーミングサーバー、デバイス キャスト機能(qWave TCP/UDP受信)

  • 送信の規則(Windows Server 2016 Standard の場合)
  • Connected User Experiences and Telemetry、デバイス キャスト ストリーミングサーバー、デバイス キャスト機能(qWave TCP/UDP受信)

  • 受信の規則(Windows Server 2019 Standard の場合)
  • DIAL プロトコルサーバー、Windows リモート管理(HTTP受信)(パブリック)、デバイス キャスト SSDP 探索(UDP受信)、デバイス キャスト UPnPイベント(TCP受信)、デバイス キャスト ストリーミングサーバー、デバイス キャスト機能(qWave TCP/UDP受信)、Delivery Optimization (TCP/UDP受信)

  • 送信の規則(Windows Server 2019 Standard の場合)
  • Connected User Experiences and Telemetry、デバイス キャスト ストリーミングサーバー、デバイス キャスト機能(qWave TCP/UDP受信)、キャプティブ ポータル フロー

  • 受信の規則(Windows Server 2022 Standard の場合)
  • DiagTrack、デバイス キャスト機能、DIAL プロトコル サーバー、Delivery Optimization、Microsoft メディア ファンデーション ネットワーク ソース受信 [TCP 554]、Microsoft メディア ファンデーション ネットワーク ソース受信 [UDP 5004-5009]

  • 送信の規則(Windows Server 2022 Standard の場合)
  • Connected User Experiences and Telemetry、デバイス キャスト機能、キャプティブ ポータル フロー

DNS名前解決
  • 参照用ネームサーバはDHCPで配布されます。
  • グローバルネットワークに接続されていない仮想サーバは、名前解決ができません。
時刻同期
  • time.windows.comを参照するように設定されています(Windows Serverのデフォルト設定です)。
  • ntp0[012].iij.net (IPv4 向け) ntp1[012].iij.net (IPv6 向け) もご利用いただけます。必要に応じて適宜設定ください。
インストール済みパッケージ
  • Windows Updateでインストールが推奨される更新プログラムを適用済みです。
  • Windows Server 2008 R2 Standardは、Internet Explorerのバージョンを「11」にアップデート済みです。
  • その他の設定は、Windows Serverをインストールした直後の状態です。
  • 2017年12月21日以降に提供するOSには、cloudbase-initパッケージがインストールされています。
補 足
  • cloudbase-initパッケージの動作、及びUserDataの設定内容はサポート対象外です。
  • cloudbase-initについて詳しくは、「F:その他の便利な機能」の「1. cloud-init / cloudbase-initの利用方法」をご覧ください。
起動済みサービス

以下のサービスを無効化しています。

  • Windows Server 2008 R2 Standard
  • Diagnostics Tracking Service

  • Windows Server 2012 R2 Standard
  • Diagnostics Tracking Service

  • Windows Server 2016 Standard
  • ・Diagnostics Tracking Service

    ・Bluetooth Support Service

    ・Geolocation Service

    ・Windows Camera Frame Server

    ・Windows Mobile Hotspot Service

    ・Xbox Live Auth Manager

    ・Xbox Live Game Save

  • Windows Server 2019 Standard
  • ・Bluetooth Support Service

    ・Bluetooth オーディオ ゲートウェイ サービス

    ・Geolocation Service

    ・Windows Camera Frame Server

    ・Windows Media Player Network Sharing Service

    ・Windows Mobile Hotspot Service

    ・支払いおよび NFC/SE マネージャー

  • Windows Server 2022 Standard
  • ・Bluetooth サポート サービス

    ・Geolocation Service

    ・Windows カメラ フレーム サーバー

    ・Windows カメラ フレーム サーバー モニター

    ・Windows Media Player Network Sharing Service

    ・支払いおよび NFC/SE マネージャー