5.1.2 ネットワークのIPアドレス
グローバルネットワーク、標準プライベートネットワーク、及びプライベートネットワーク/VのIPアドレスについて、以下に示します。
グローバルネットワークのIPアドレス
- 標準で5個までのグローバルIPアドレスを利用できます。IPv4アドレスとIPv6アドレスのセットで1個のアドレスとしてカウントします。
- 6個以上のグローバルIPアドレスが必要な場合、別途グローバルIPアドレス/Vを追加契約してください。
- 初期状態では、グローバルIPアドレスは仮想サーバ、FW+LB、ファイアウォールに割り当てられていません。
- グローバルIPアドレスを割り当てる仮想サーバ、FW+LB、ファイアウォールは任意に選択できます。
- 1台の仮想サーバ、FW+LB、ファイアウォールに複数のグローバルIPアドレスを割り当てられます。
重 要
- グローバルネットワークは複数のお客様で共有頂いているセグメントです。グローバルネットワーク内で利用可能なIPアドレスがなくなった場合、新規グローバルIPアドレスの追加は行えなくなりますのでご注意ください。
- 仮想サーバ、FW+LB、ファイアウォールへのグローバルIPアドレスの割り当ては、コントロールパネルで操作してください。
- グローバルIPアドレスを割り当てていない状態で、OSにIPアドレスを設定した場合、パケットの送受信ができません。
- 仮想サーバに割り当てた1つ目のIPアドレスはDHCPによってOSに設定されます。2つ目以降のIPアドレスは割り当て後、仮想サーバ内で設定してください。
- FW+LB 専有タイプ、FW+LB ベストエフォートタイプ、ファイアウォールには、実アドレスと仮想アドレスが割り当てられますが、仮想アドレスのみが利用可能なグローバルIPアドレスの枠を消費します。
- DHCP で割り当てられたIPアドレスの値は、仮想サーバの停止・再起動により変更されることはありません。
標準プライベートネットワークのIPアドレス
- 仮想サーバを契約したときに1個割り当てられたIPアドレスがDHCPで設定されます。
- FW+LB、ファイアウォールにネットワーク初期設定で標準プライベートネットワークを接続した場合は、自動的に必要なIPアドレスが設定されます。
- 割り当てられたプライベートアドレスは、変更できません。
- 複数のIPアドレスは、指定できません。
- IPv6は利用できません。
- 逆引きは、設定できません。
- DHCP で割り当てられたIPアドレスの値は、仮想サーバの停止・再起動により変更されることはありません。
プライベートネットワーク/VのIPアドレス
- 任意のIPアドレスを設定できます。ただし以下のネットワークは利用できません。
各サイト共通 |
S11 |
S12 |
|
- 10.63.0.0/16
- 10.65.0.0/16
- 10.203.48.0/20
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- 10.45.0.0/16
- 10.46.0.0/20
- 10.46.16.0/20
|
- IPv6は利用できません。
注 意
- 以下の品目が接続されている場合、プライベートネットワーク/Vのネットワークアドレスは変更できません。
- FW+LB ベストエフォートタイプ
- FW+LB 専有タイプ
- ファイアウォール
- 監視・運用ゲートウェイ
- 仮想サーバのみ接続されている場合は、仮想サーバのOS上で設定変更することで、ネットワークアドレスの変更が可能です。
- IIJプライベートバックボーンサービスと仮想サーバが接続されている場合は、IIJプライベートバックボーンサービスへの接続設定の変更と、仮想サーバのOS上での設定変更を行うことで、ネットワークアドレスの変更が可能です。
プライベートネットワーク/VのIIJプライベートバックボーンサービスへの接続設定変更操作について詳しくは、「7.3.4 IIJプライベートバックボーンサービスの接続設定を変更する」をご覧ください。