2.2.2 Ubuntuの初期状態

Ubuntuの初期状態

補 足

    一部のOSはサービスサポートフェーズの移行に伴い、新規受注を終了しています。新規受注を終了しているOSの一覧は「2.8 OSのサポート期限について」をご覧ください。

デバイス
項目 初期状態
システムストレージ ルートとしてマウントされています。
専有タイプの仮想サーバのローカルストレージ
注 意

Ubuntu 18.04 / 20.04 / 22.04では、Fusion ioMemoryモデルをご利用いただけません。ご注意ください。

重 要
  • Fusion ioMemoryのファームウェアは絶対にアップデートしないでください。Fusion ioMemoryが動作不能になる場合があります。ドライバのみ、インストールしてください。
  • Fusion ioMemoryのドライバは、「D:仮想サーバを利用可能にするまでの操作」の「2.1 CentOS / Red Hat Enterprise Linux / UbuntuへのFusion ioMemoryドライバのインストール」で説明しているとおり、コントロールパネルからダウンロードしてください。インターネットなどで入手したドライバは絶対に使用しないでください。
  • Fusion ioMemoryモデルの仮想サーバ専有タイプ(品目:VD16-192-FIPX)が故障した場合、保守作業が必要です。保守作業について詳しくは、「1.9 Fusion ioMemoryモデルの仮想サーバ専有タイプ故障時の保守」をご覧ください。
追加ストレージ 未フォーマットで提供されます。仮想サーバに取り付けた後、mkfsでフォーマットし、マウントしてください。仮想サーバへの取り付けについて詳しくは、「E:コントロールパネルでの設定方法」の「2.4.3 データデバイスを取り付ける」をご覧ください。
ストレージのデバイス名
  • ストレージはPCIスロット番号によって認識されます。
  • PCIスロット番号が小さい順に「/dev/vda」、「/dev/vdb」、「/dev/vdc」……というデバイス名が付けられます。
スワップ領域 スワップ領域を無効化しています。必要に応じて、有効化してください。
グローバルネットワークのNIC
  • 「eth0」として認識されます。
  • 初期状態では、グローバルIPアドレスが割り当てられていません。コントロールパネルで、グローバルIPアドレスを割り当ててください。グローバルIPアドレスの割り当てについて詳しくは、「E:コントロールパネルでの設定方法」の「2.5.1 グローバルIPアドレスを追加する」をご覧ください。
  • グローバルIPアドレスを割り当てた場合、IPv4アドレスとIPv6アドレスはDHCPで設定されます。ただし、DHCPで設定されるIPアドレスは1つだけのため、複数のグローバルアドレスをご利用の場合は、スタティックIPアドレスの設定が必要です。
注 意

本サービス環境ではUbuntu 18.04 / 20.04 / 22.04でのsystemdによるIPv6アドレスのDHCP設定は非対応となります。そのため、スタティックIPアドレスの設定が必要です。

標準プライベートネットワークのNIC
  • 「eth1」として認識されます。
  • IPv4アドレスはDHCPで設定されます。
プライベートネットワーク/VのNIC
  • 「eth2」以降として認識されます。
  • IPアドレスは未設定のため、任意に設定できます。
アカウント
項目 初期状態
rootアカウントのパスワード
  • rootアカウントのパスワード(ルートパスワード)は未設定です。ルートパスワードの設定について詳しくは、「E:コントロールパネルでの設定方法」の「2.3.2 ルートパスワードを設定する」をご覧ください。
SSHログイン設定
  • rootアカウントでSSHログインが可能です。
  • rootアカウントのSSH公開鍵は未設定です。SSH公開鍵の設定について詳しくは、「E:コントロールパネルでの設定方法」の「2.3.1 SSH公開鍵を設定する/仮想サーバにリモートログインする」をご覧ください。
  • 初期状態で、公開鍵認証によるrootでのリモートログインが可能です。
各種OS設定
項目 初期状態
デフォルトルート グローバルネットワークのルータに設定済みですが、任意に変更できます。
ネットワークフィルタ ufwのデフォルトルールは、Ubuntuのデフォルト設定と同じです。
DNS名前解決
  • 参照用ネームサーバはDHCPで配布されます。
  • 参照用ネームサーバは、グローバルネットワークに用意しています。参照用ネームサーバを利用する場合は、グローバルネットワークに接続してください。
時刻同期
  • 参照用 NTP サーバは ntp0[012].iij.net (IPv4 向け) ntp1[012].iij.net (IPv6 向け) をご利用いただけます。適宜設定ください。
  • Ubuntuでは、systemd-timesyncdで時刻同期します。なお、グローバルIPアドレスが接続されている仮想サーバのみ機能します。
インストール済みパッケージ
  • Ubuntu 16.04 / 18.04 / 20.04では、最小インストール構成にBaseパッケージグループを加えた状態です。
  • Ubuntu 22.04以降では、最小インストール構成にstandardパッケージグループを加えた状態です。
  • 2017年12月21日以降に提供するOSには、cloud-initパッケージがインストールされています。また、cloud-initが依存しているパッケージがインストールされています。
補 足
  • cloud-initパッケージの動作、及びUserDataの設定内容はサポート対象外です。
  • cloud-initについて詳しくは、「F:その他の便利な機能」の「1. cloud-init / cloudbase-initの利用方法」をご覧ください。
起動済みサービス
  • Ubuntu 16.04の起動済みサービス

    rsyslogd、sshd、crond、ufw(iptables)、networking、udev

  • Ubuntu 18.04以降の起動済みサービス

    rsyslogd、sshd、crond、ufw(iptables)、systemd-networkd、systemd-resolved、udev、cloud-init