仮想サーバ 専有タイプの稼働するサービス提供基盤のセキュリティや可用性の向上を目的として、サービス提供基盤のアップデートを行う場合があります。アップデートの際の弊社からのアナウンス及びお客様にご対応いただく内容について、以下に説明します。
専有タイプの仮想サーバは、設備構成の都合上、ライブマイグレーションができません。
仮想サーバ 専有タイプのサービス提供設備アップデートの流れについて、以下に説明します。
弊社サービス提供設備のアップデートの実施予定は、事前にIIJサービスオンラインの「IIJからのお知らせ」でお知らせいたします。アップデート内容等の詳細については、お知らせの内容をご確認ください。
お知らせの中で、お客様による仮想サーバ 専有タイプの「起動」または「再起動」の実施を依頼します。
下記の「ハイパーバイザのアップデートが行われる操作」の中から任意の「起動」または「再起動」を行うことで、ご利用の仮想サーバ 専有タイプが稼働するハイパーバイザのアップデート処理が行われ、アップデート済みのハイパーバイザ上で仮想サーバが起動します。
コントロールパネルからの仮想サーバの電源操作について詳しくは、「2.2 仮想サーバの起動、停止、再起動」をご覧ください。
APIについて詳しくは、「02.仮想サーバ」をご覧ください。
ハイパーバイザのアップデートが行われる操作 | ハイパーバイザのアップデートが行われない操作 |
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仮想サーバの停止操作を行った後に起動操作を行う場合、その停止方法は問いません。以下に示すいずれかの停止方法で停止してください。
また、サービス提供基盤の障害により仮想サーバの停止が発生した場合も、起動時にハイパーバイザのアップデート処理が行われ、アップデート済みのハイパーバイザ上で仮想サーバが起動します。
「起動」または「再起動」を実施した際、ハイパーバイザのアップデート処理が実行されるため、通常よりも仮想サーバの起動に時間を要します。所要時間の目安は、都度アナウンスいたします。
仮想サーバの詳細画面の「サービス提供基盤バージョン」欄を確認します。
仮想サーバの詳細画面の「サービス提供基盤バージョン」欄を確認し、IIJサービスオンラインの「IIJからのお知らせ」に記載されているサービス提供基盤バージョンと一致している、もしくはそれより新しいバージョンであれば、アップデートの適用は完了しています。
仮想サーバの詳細画面について詳しくは、「2.1.2 仮想サーバの詳細」をご覧ください。
サービス提供基盤バージョンは仮想サーバのOS上から確認することも可能です。
# dmidecode -t system | grep 'Version'
Version: XX.XX.XX (XX.XX.XXはバージョン番号)
> reg query HKEY_LOCAL_MACHINE\HARDWARE\DESCRIPTION\System\BIOS -v SystemVersion
SystemVersion REG_SZ XX.XX.XX (XX.XX.XXはバージョン番号)