7.5 ファイアウォールの障害対応

ファイアウォールの障害対応について、以下に示します。

補 足

ファイアウォールの構成は、冗長構成のみです。シングル構成はありません。

ファイアウォールの障害対応

項目 仕様
動作
  • Masterで障害が発生した場合、Slaveへ自動でフェールオーバーします。
  • Masterが復旧した場合、自動でフェールバックします。
  • フェールオーバーおよびフェールバックが発生した場合、通信中の FTP、TCP、UDP、ICMP についてのセッションは引き継がれません。
影響
  • Master障害の場合
    • Slaveへのフェールオーバーのタイミングで、数秒から数十秒の断が発生します。
    • Masterへのフェールバックのタイミングで数秒程度の通信断が発生します。
  • Slave障害の場合
    • 通信に影響はありません。
備考 Masterホストを再起動することで、フェールオーバーおよびフェールバックを発生させてその影響を確認することができます。ファイアウォールのホストの再起動について詳しくは、「10.10 ファイアウォールの再起動」をご覧ください。