3.4.2 バックアップイメージを展開する

ストレージアーカイブに保存したバックアップイメージを展開する方法を説明します。

注 意
  • Windows Serverでは、OSのクローニングは動作保証対象外です。バックアップ用途にのみ、ご使用ください。
  • システムストレージには「タイプS」と「タイプX」の2つのタイプがあり、イメージ作成元のシステムストレージと展開先のシステムストレージが特定の組み合わせの場合、バックアップイメージの展開を行うことはできません。イメージ展開の可否について、以下に示します。
    • Linuxの展開可否
      ○:展開可能 ×:展開不可
      バックアップイメージの作成元 バックアップイメージの展開先
      システムストレージ タイプS システムストレージ タイプX
      システムストレージ タイプS
      システムストレージ タイプX
    • Windows Serverの展開可否
      ○:展開可能 ×:展開不可
      バックアップイメージの作成元 バックアップイメージの展開先
      システムストレージ タイプS システムストレージ タイプX
      システムストレージ タイプS 〇(※1) ×
      システムストレージ タイプX 〇(※1) 〇(※1)
      ※1 イメージ展開を実施することは可能ですが、Windows ServerではOSのクローニングは動作保証対象外です。
  • 対象システムストレージのストレージ収容設備状態が「設備移行中」であった場合、バックアップイメージの展開を行うことはできません。なお、「設備移行中」であるシステムストレージ契約は、Linux の場合 4時間程度、Windows Server の場合 8時間程度で自動的に「最新設備」に移行します。
  • システムストレージの収容設備状態について詳しくは、「B: サービス仕様」の「3.6 システムストレージの収容設備状態」をご覧ください。
重 要

バックアップイメージの展開操作の途中で、バックアップイメージのID番号を選択します。バックアップイメージのID番号を事前に確認してください。ID番号は、「ストレージアーカイブ一覧」画面の「バックアップイメージの一覧」欄で確認できます。ストレージアーカイブの画面の開き方について詳しくは、「5.1 ストレージアーカイブの一覧」をご覧ください。

補 足

バックアップイメージは、同じOSのシステムストレージにだけ展開できます。例えば、CentOS 6のバックアップイメージはCentOS 6のシステムストレージには展開できますが、CentOS 7やWindows等、異なるOSのシステムストレージには展開できません。

バックアップイメージの展開は、システムストレージの詳細画面で実行します。

補 足
  • システムストレージの詳細画面の開き方について詳しくは、「3.1.2 システムストレージの詳細」をご覧ください。
  • 仮想サーバに接続している場合、バックアップイメージを展開する前に仮想サーバを停止してください。仮想サーバの停止方法について詳しくは、「2.2.2 仮想サーバを停止する」をご覧ください。
1.「システムストレージ概要」欄の「イメージ展開」ボタンをクリックします。
イメージ展開

「バックアップイメージ展開」画面が表示されます。

2.展開するバックアップイメージのID番号を「バックアップイメージ選択」ドロップダウンリストで選択し、「展開する」ボタンをクリックします。
展開するボタン

処理を受け付けたことを示すメッセージが「バックアップイメージ展開」画面に表示されます。

3.「閉じる」ボタンをクリックします。
閉じるボタン

「バックアップイメージ展開」画面が閉じ、システムストレージの詳細画面に戻ります。

「システムストレージ概要」欄の「ステータス」に初期化中が表示されます。バックアップイメージの展開が完了すると、操作前のステータスに戻ります。