9.6.1 ロードバランシング設定を追加する

FW+LB ベストエフォートタイプのLBのロードバランシング設定を追加する方法を説明します。ロードバランシング設定の追加は、FW+LB ベストエフォートタイプの詳細画面の「ロードバランシング設定」タブで実行します。

補 足
  • ロードバランシング設定は、1つのExternal VIPに対して5つまで設定できます。
  • FW+LB ベストエフォートタイプの詳細画面の開き方について詳しくは、「9.1.2 FW+LB ベストエフォートタイプの詳細」をご覧ください。
1.「ロードバランシング設定」タブをクリックします。
ロードバランシング設定タブ

「ロードバランシング設定一覧」が表示されます。

ロードバランシング設定一覧

「ロードバランシング設定一覧」の各項目について、以下に説明します。

項目 説明
「ロードバランシング設定追加」ボタン ロードバランシング設定を追加します。
「ログ取得」ボタン ロードバランシングのログを取得できます。ログの取得方法について詳しくは、「9.6.6 ロードバランシングのログを取得する」をご覧ください。
ロードバランシング設定 ロードバランシング設定の名称が表示されます。
VIP ロードバランシング設定のExternal VIPのIPv4アドレスが表示されます。
ポート ロードバランシング設定のポート番号が表示されます。
負荷分散方式 ロードバランシング設定の負荷分散方式が表示されます。
ロードバランス先 フェールオーバー先 ロードバランシング設定に追加したロードバランス先、及びフェールオーバー先が表示されます。
ヘルスチェック状態

ヘルスチェックの結果が表示されます。

成功

ヘルスチェックに成功しました。

失敗

ヘルスチェックに失敗しました。

確認中

ヘルスチェックの実行中です。ロードバランス先を追加した直後は確認中が表示されます。

無効

ロードバランス先の「有効状態」が「無効」に設定されているため、ヘルスチェックが無効です。

不明

ハードウェア障害などの理由により、ヘルスチェックに失敗しました。

重み ロードバランシング設定の重みが表示されます。
2.「ロードバランシング設定追加」ボタンをクリックします。
ロードバランシング設定追加ボタン

「ロードバランシング設定追加」画面が表示されます。

3.各項目を設定し、「追加する」ボタンをクリックします。
追加するボタン

各項目について、以下に説明します。

項目 説明
サービスコード FW+LB ベストエフォートタイプのサービスコードが表示されます。
ラベル FW+LB ベストエフォートタイプに設定したラベルが表示されます。
ロードバランシング設定名称 ロードバランシング設定の名称として、任意の文字列を入力します。
External VIP

LBが通信で使用するExternal VIPをドロップダウンリストで選択します。

補 足
  • External VIPは、ロードバランシング設定の編集操作で変更できません。あらかじめ、使用するExternal VIPを決定した上で選択してください。
  • External VIPとポートの組み合わせに対して1つだけロードバランシング設定を追加できます。複数のロードバランシング設定に対して同じExternal VIPとポートの組み合わせは指定できません。
ポート

External VIPのポート番号を0~65535の範囲で入力します。

補 足

ポート番号は、ロードバランシング設定の編集操作で変更できません。あらかじめ、使用するポートを決定した上で選択してください。

プロトコル LBがロードバランス先やフェールオーバー先との接続に使用するプロトコルを、ドロップダウンリストで選択します。「TCP」または「UDP」を選択できます。
負荷分散方式

LBが通信で使用するプロトコルをドロップダウンリストで選択します。「ラウンドロビン」または「最小接続」を選択できます。

補 足

「ラウンドロビン」及び「最小接続」について詳しくは、「6.8.1 FW+LB ベストエフォートタイプのLBの機能一覧」をご覧ください。

IPアドレス透過

IPアドレス透過の有無をドロップダウンリストで選択します。「あり」または「なし」を選択できます。

補 足
  • 「あり」を選択した場合、NATされません(送信元アドレスが残ります)。また、仮想サーバ側のデフォルトゲートウェイを、LBの「Internalネットワーク」の「ゲートウェイアドレス」に向けるように設定する必要があります。
  • 「なし」を選択した場合、送信元アドレスをLBの「Internalネットワーク」の「ゲートウェイアドレス」でNATします。
ヘルスチェック方式

ヘルスチェックで使用するプロトコルをドロップダウンリストで選択します。「PING」または「TCP」を選択できます。

  • タイムアウト時間と送信間隔は「10秒」です。
  • LBのMasterとSlaveそれぞれからヘルスチェックリクエストが送信されます。

処理を受け付けたことを示すメッセージが「ロードバランシング設定追加」画面に表示されます。

4.「閉じる」ボタンをクリックします。
閉じるボタン

「ロードバランシング設定追加」画面が閉じ、「ロードバランシング設定一覧」に戻ります。

追加したロードバランシング設定が「ロードバランシング設定一覧」に表示されます。