IIJ GIOインフラストラクチャーP2 パブリックリソース　サービスマニュアル

• E：コントロールパネルでの設定方法
• 9.FW+LB ベストエフォートタイプの設定
• 9.6 FW+LB ベストエフォートタイプのロードバランシングの設定
• 9.6.3 ロードバランス先を追加、編集、削除する

9.6.3 ロードバランス先を追加、編集、削除する

FW+LB ベストエフォートタイプのLBに追加したロードバランシング設定に、ロードバランス先の仮想サーバを追加する方法を説明します。また、ロードバランス先の編集、及び削除方法を説明します。ロードバランス先の追加、編集、削除は、FW+LB ベストエフォートタイプの詳細画面の「ロードバランシング設定」タブで実行します。

ロードバランス先を追加する

1．「ロードバランシング設定」タブをクリックします。

「ロードバランシング設定一覧」が表示されます。

2．ロードバランス先を追加するロードバランシング設定の名称をクリックします。

「ロードバランシング設定詳細」が表示されます。

3．「ロードバランス先一覧」の「ロードバランス先追加」ボタンをクリックします。

「ロードバランス先一覧」の各項目について、以下に説明します。

項目	説明
「ロードバランス先追加」ボタン	ロードバランス先を追加します。
ロードバランス先	ロードバランス先の仮想サーバのIPアドレスが表示されます。
ヘルスチェック状態	ヘルスチェックの結果が表示されます。 ヘルスチェックに成功しました。 ヘルスチェックに失敗しました。 ヘルスチェックの実行中です。ロードバランス先を追加した直後はが表示されます。 ロードバランス先の「有効状態」が「無効」に設定されているため、ヘルスチェックが無効です。 LBのハードウェア障害などの理由により、ヘルスチェック状態が確認できません。
有効状態	ロードバランス先の有効状態が表示されます。
重み	ロードバランス先に設定された重みが表示されます。
操作	「編集」ボタンをクリックすると、ロードバランス先を編集できます。 「削除」ボタンをクリックすると、ロードバランス先を削除できます。

「ロードバランス先追加」画面が表示されます。

4．各項目を設定し、「追加する」ボタンをクリックします。

各項目について、以下に説明します。

項目	説明
ロードバランシング設定名称	選択したロードバランシング設定の名称が表示されます。
External VIP IPv4アドレス / 名称	選択したロードバランシング設定のExternal VIPのIPv4アドレス、及び名称が表示されます。
ポート	選択したロードバランシング設定のポートの番号が表示されます。
Internalネットワークアドレス	Internalネットワークのネットワークアドレスが表示されます。
ロードバランス先アドレス	ロードバランス先のアドレスを設定します。 FW+LB ベストエフォートタイプのInternalネットワークがプライベートネットワーク/Vの場合、ロードバランス先の仮想サーバのIPアドレスを入力します。ただし、「10.203.48.0/20」及び「10.63.0.0/16」のネットワークアドレスに含まれるIPアドレスは指定できません。 FW+LB ベストエフォートタイプのInternalネットワークが標準プライベートネットワークの場合、仮想サーバの一覧からロードバランス先の仮想サーバを選択します。 補 足 追加したロードバランス先アドレスは、後で変更できません。追加したロードバランス先アドレスを変更する場合は、いったんロードバランス先を削除し、新たにロードバランス先を設定してください。 1つのFW+LB ベストエフォートタイプの契約内で、複数のロードバランス先やフェールオーバ先に対して、同じアドレスとポートの組み合わせは設定できません。複数のロードバランス先やフェールオーバ先それぞれに、異なるアドレスとポートの組み合わせを設定してください。 他のロードバランス先やフェールオーバ先に設定済みのIPアドレスは、設定できません。
ロードバランス先ポート	ロードバランス先の仮想サーバのポート番号を入力します。 補 足 追加したロードバランス先ポートは、後で変更できません。追加したロードバランス先ポートを変更する場合は、いったんロードバランス先を削除し、新たにロードバランス先を設定してください。 1つのFW+LB ベストエフォートタイプの契約内で、複数のロードバランス先やフェールオーバ先に対して、同じアドレスとポートの組み合わせは設定できません。複数のロードバランス先やフェールオーバ先それぞれに、異なるアドレスとポートの組み合わせを設定してください。
ロードバランス先重み	ロードバランス先の重みを、0～65535の範囲で入力します。数値が大きいほど、優先度が高くなります。 補 足 「0」を設定した場合、新規のリクエストはロードバランスされなくなります。ただし、既存のTCP接続は維持されます。 重みの比率に応じて、リクエストが按分されます。例えば、重み「5」と「4」のロードバランス先が存在する場合、5:4の比率でリクエストが転送されます。ただし、通信や各機器の動作状況によって転送比率が維持されない場合があり、厳密な転送比率を保証するものではありません。

処理を受け付けたことを示すメッセージが「ロードバランス先追加」画面に表示されます。

5．「閉じる」ボタンをクリックします。

「ロードバランス先追加」画面が閉じ、「ロードバランシング設定詳細」に戻ります。

ロードバランス先を編集する

1．「■ロードバランス先を追加する」の手順1.と2.を実行します。

「ロードバランシング設定詳細」が表示されます。

2．「ロードバランス先一覧」で、編集するロードバランス先の「編集」ボタンをクリックします。

「ロードバランス先編集」画面が表示されます。

3．各項目を編集し、「更新する」ボタンをクリックします。

各項目について、以下に説明します。

項目	説明
有効状態	ロードバランシングの有効、無効を選択します。「有効」または「無効」を選択できます。 補 足 「無効」を選択すると、新規のリクエストがロードバランスされなくなります。また、既存のTCP接続も切断されます。

処理を受け付けたことを示すメッセージが「ロードバランス先編集」画面に表示されます。

4．「閉じる」ボタンをクリックします。

「ロードバランス先編集」画面が閉じ、「ロードバランシング設定詳細」に戻ります。

ロードバランス先を削除する

1．「■ロードバランス先を追加する」の手順1.と2.を実行します。

「ロードバランシング設定詳細」が表示されます。

2．「ロードバランス先一覧」で、削除するロードバランス先の「削除」ボタンをクリックします。

「ロードバランス先削除」画面が表示されます。

3．「削除する」ボタンをクリックします。

処理を受け付けたことを示すメッセージが「ロードバランス先削除」画面に表示されます。

4．「閉じる」ボタンをクリックします。

「ロードバランス先削除」画面が閉じ、「ロードバランシング設定詳細」に戻ります。「ロードバランス先一覧」からロードバランス先が削除されます。