FW+LBのタイプ、及びタイプごとの仕様を以下に示します。
FW+LBには、以下の2つのタイプがあります。
FW+LBのタイプごとの仕様を以下に示します。
項目 | 仕様 | |
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FW+LB 専有タイプ | FW+LB ベストエフォートタイプ | |
LB(ロードバランサ)ソフトウェア |
L7ロードバランサ
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L4ロードバランサ |
帯域 | 10Mbps、100Mbps、150Mbps、1000Mbps | 1Gbpsベストエフォート |
グローバルアドレス | 複数のグローバルIPv4 / IPv6アドレスを使用可能 | 複数のグローバルIPv4アドレスを使用可能(グローバルIPv6アドレスは使用できません) |
冗長構成 |
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FW+LB 専有タイプ、及びFW+LB ベストエフォートタイプの冗長構成の仕様を以下に示します。
項目 | 仕様 | |
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FW+LB 専有タイプ | FW+LB ベストエフォートタイプ | |
冗長方式 |
Master/Slave構成
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設定反映 | どちらか片方のLB管理画面で設定した内容は、即時もう一方に同期されます。 | 設定はMasterとSlaveの両方へ同時に反映されます。 |
SSL証明書 |
どちらか片方に導入したSSL証明書は、もう一方に同期されます。 |
対応していません。 |
FW+LB 専有タイプ、及びFW+LB ベストエフォートタイプのFWの仕様を以下に示します。
項目 | 仕様 | |
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FW+LB 専有タイプ | FW+LB ベストエフォートタイプ | |
ルール |
IN(IPv4)、IN(IPv6)、OUT(IPv4) FW+LB 専有タイプのFWルールの設定について詳しくは、「E:コントロールパネルでの設定方法」の「8.8 FW+LB 専有タイプのFWルールの設定」をご覧ください。 補 足
ステートフルインスペクションに対応しています。FW INルールで許可している通信に関して、戻りの通信を許可するために FW OUTルールを明示的に設定する必要はありません。
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IN(IPv4)、OUT(IPv4) FW+LB ベストエフォートタイプのFWルールの設定について詳しくは、「E:コントロールパネルでの設定方法」の「9.7 FW+LB ベストエフォートタイプのFWルールの設定」をご覧ください。 補 足
ステートフルインスペクションに対応しています。FW INルールで許可している通信に関して、戻りの通信を許可するために FW OUTルールを明示的に設定する必要はありません。
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条件 | アドレス、プロトコル(TCP/UDP)、ポート番号 | |
動作 | ACCEPT(許可)、DROP(破棄)、REJECT(拒否)
補足
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ログ | 提供していません。 |
FW+LB 専有タイプ、及びFW+LB ベストエフォートタイプのLBの仕様を、以下に示します。
項目 | 仕様 | |
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FW+LB 専有タイプ | FW+LB ベストエフォートタイプ | |
SSL |
対応
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非対応 |
セッション管理方式 | HTTPクッキー、IPアドレス、SSLセッションID、他ID | 非対応 |
対応プロトコル | HTTP/SSL/SMTP/FTP/FTPS/RTP/SIP/SNMPなど、任意のTCP/UDP | TCP/UDP |
SNMP trap | SNMP trapを送信可能です。 補 足
IIJ統合運用管理サービスを利用してSNMP trap監視を行う場合、監視・運用ゲートウェイにパケットを送信するためのスタティックルート設定が必要です。スタティックルート設定について詳しくは、「11.2.5 監視対象の仮想サーバ,FW+LB,ファイアウォールにルーティングを設定する」をご覧ください。 なお、標準プライベートネットワークを指定してスタティックルートを追加することはできないため、プライベートネットワーク/Vへ接続していない構成ではSNMP trap監視を行うことはできません。 |
非対応 |
SNMPエージェント機能 | SNMP trapを受信する機能はありません。 | 非対応 |
SNMP MIBポーリング | SNMPによる性能のモニタリングは、Externalインタフェースのアドレスで接続可能です。 | 非対応 |
SNMP対応バージョン | SNMPv1、v2c、v3に対応しています。 | 非対応 |
負荷分散方式 | ラウンドロビン、最小接続、最速応答、ランダムノード、他 | 重み付きラウンドロビン、最小接続 |
ヘルスモニタリング方式 |
初期状態はパッシブモニタリングです。以下の中から選択できます。
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PINGまたはTCPによるアクティブモニタリングのみ |
DSR | なし | |
ログ | 提供しています(ログの容量に応じて保存期間は変動します)。 |
「ヘルスチェック」及び「LBの切り倒しと切り戻し」の処理結果と処理日時を、以下の3種類のログで取得できます。
ログの取得について詳しくは、「E:コントロールパネルでの設定方法」の「9.6.6 ロードバランシングのログを取得する」をご覧ください。 |
FW+LB 専有タイプのLBを管理する「LB管理画面」の [System][Traffic Managers] ページ内 [nameip] を変更しないでください。変更した場合、選択した冗長構成ごとに下記事象が発生します。
下記手順で初期状態に戻すことが可能です。ただし、"Restart Software" において数秒程度の断時間が発生しますのであらかじめご了承ください。
FW+LB 専有タイプのLBの設定について、サービスとしてのデータ保全を目的として弊社にて日次でバックアップを取得しています。
このため「LB管理画面」上に下記の表示がなされますが、これは正常な動作です。お客様に何かしらのご対応をいただく必要はありません。
FW+LB 専有タイプは、APIを利用できます。APIの利用に必要なREST APIのパラメタを表に示します。
項目 | 値 |
---|---|
エンドポイントURL |
https://lbc########-api.lb.pub.p2.iijgio.jp/api/tm 補 足
「########」の値は、FW+LB 専有タイプの詳細画面で確認できます。FW+LB 専有タイプの詳細画面の開き方について詳しくは、「8.1.2 FW+LB 専有タイプの詳細」をご覧ください。 |
フォーマット |
JSON |
レスポンスタイムアウト | 10秒(APIによらず同一) |
最大HTTPヘッダ長 | 4096バイト |
FW+LB 専有タイプのcustomerユーザ、及びmonitoringユーザが利用可能なAPIについて詳しくは、「6.7.3 FW+LB 専有タイプの権限(API)」をご覧ください。
FW+LB 専有タイプのAPIの詳細について詳しくは、IIJサービスオンラインの「マニュアル・ダウンロード」ページで、以下のドキュメントをダウンロードしてご確認ください。