9.6 FW+LB ベストエフォートタイプのロードバランシングの設定

FW+LB ベストエフォートタイプのLBのロードバランシングは、FW+LB ベストエフォートタイプの詳細画面の「ロードバランシング設定」タブで設定します。

たとえば、以下に示した構成でロードバランシングを設定し、各機器間の負荷を分散できます。

ロードバランシング構成例

上記の構成を実現するための設定例を、以下に示します。

ロードバランス先サーバとフェールオーバー先サーバの設定

「ロードバランス先サーバ01」、「ロードバランス先サーバ02」、及び「フェールオーバー先サーバ」のデフォルトゲートウェイを、FW+LB ベストエフォートタイプのゲートウェイアドレス「10.0.0.1」に設定します。

補 足

ゲートウェイアドレスは、FW+LB ベストエフォートタイプの詳細画面の「Internalネットワーク」で確認できます。FW+LB ベストエフォートタイプの詳細画面について詳しくは、「9.1.2 FW+LB ベストエフォートタイプの詳細」を参照してください。

FW INルール(IPv4)の設定

FW+LB ベストエフォートタイプの詳細画面の「FWルール設定」タブで、以下の「FW INルール(IPv4)」にルールを追加します。

FWルールの設定方法について詳しくは、「9.7 FW+LB ベストエフォートタイプのFWルールの設定」を参照してください。

設定項目 設定値
プロトコル TCP
動作 ACCEPT(許可)
ポート 80
補 足

上記以外の設定項目は、動作環境に応じて設定してください。

FW OUTルール(IPv4)の設定

FW+LB ベストエフォートタイプの詳細画面の「FWルール設定」タブで、以下の「FW OUTルール(IPv4)」にルールを追加します。

FWルールの設定方法について詳しくは、「9.7 FW+LB ベストエフォートタイプのFWルールの設定」を参照してください。

設定項目 設定値
プロトコル TCP、UDP
動作 ACCEPT(許可)
ポート ANY
補 足

上記以外の設定項目は、動作環境に応じて設定してください。

ロードバランシング設定

「ロードバランシング設定追加」画面で、以下の項目を設定します。ロードバランシング設定の追加方法について詳しくは、「9.6.1 ロードバランシング設定を追加する」を参照してください。

設定項目 設定値
External VIP

203.0.113.1

補 足

FW+LB ベストエフォートタイプのExternal VIPの設定方法について詳しくは、「9.3.1 FW+LB ベストエフォートタイプにExternal VIPを追加する」を参照してください。

ポート 80
プロトコル TCP
負荷分散方式 ラウンドロビン
IPアドレス透過 なし
ヘルスチェック方式 TCP

ロードバランス先

「ロードバランス先追加」画面で、「ロードバランス先サーバ01」と「ロードバランス先サーバ02」を設定します。ロードバランス先の追加方法について詳しくは、「9.6.3 ロードバランス先を追加、編集、削除する」を参照してください。

ロードバランス先サーバ01
設定項目 設定値
ロードバランス先アドレス 10.0.0.10
ロードバランス先ポート 80
ロードバランス先重み 1
ロードバランス先サーバ02
設定項目 設定値
ロードバランス先アドレス 10.0.0.20
ロードバランス先ポート 80
ロードバランス先重み 1

フェールオーバー先

「フェールオーバー先追加」画面で、「フェールオーバー先サーバ」を設定します。フェールオーバー先の追加方法について詳しくは、「9.6.4 フェールオーバー先を追加、編集、削除する」を参照してください。

設定項目 設定値
フェールオーバー先アドレス 10.0.0.30
フェールオーバー先ポート 80


本節では、ロードバランシングの設定方法として、ロードバランシング設定、ロードバランス先、及びフェールオーバー先を追加、編集、削除する方法を説明します。また、FW+LB ベストエフォートタイプのLBのログを取得する方法を説明します。

それぞれの操作の説明について、以下のリンク先をご覧ください。