仮想サーバにグローバルIPアドレスを追加する方法を説明します。「仮想サーバの一覧」画面と仮想サーバの詳細画面のどちらでも、仮想サーバにグローバルIPアドレスを追加できます。
また、2つ目以降のグローバルIPアドレスを追加した場合の仮想サーバでのグローバルIPアドレスの設定方法、及び固定IPアドレスをDHCP配布のIPアドレスに戻す方法を説明します。
「仮想サーバの一覧」画面、及び仮想サーバの詳細画面でグローバルIPアドレスを追加する方法を説明します。
「仮想サーバの一覧」画面の開き方について詳しくは、「2.1.1 仮想サーバの一覧」をご覧ください。
1つ目のグローバルIPアドレスの場合、以下の「グローバルIPアドレス追加」画面が表示されます。
2つ目のグローバルIPアドレスの場合、以下の「グローバルIPアドレス追加」画面が表示されます。
処理を受け付けたことを示すメッセージが「グローバルIPアドレス追加」画面に表示されます。
「グローバルIPアドレス追加」画面が閉じ、「仮想サーバの一覧」画面に戻ります。グローバルIPアドレスを追加した仮想サーバのサービスコードの右横に「」が表示されます。
また、追加したグローバルIPアドレスの「IPv4アドレス/逆引き」が、仮想サーバの詳細画面の「ネットワーク」欄に表示されます。IPv6アドレスを有効にしている場合は、「IPv6アドレス」も表示されます。
仮想サーバの詳細画面の開き方について詳しくは、「2.1.2 仮想サーバの詳細」をご覧ください。
「グローバルIPアドレス追加」画面が表示されます。
「グローバルIPアドレス追加」画面が閉じ、仮想サーバの詳細画面に戻ります。
追加したグローバルIPアドレスの「IPv4アドレス/逆引き」が「ネットワーク」欄に表示されます。IPv6アドレスを有効にしている場合は、「IPv6アドレス」も表示されます。
2つ目以降のグローバルIPアドレスを仮想サーバに設定する方法を説明します。
一部のOSはサービスサポートフェーズの移行に伴い、新規受注を終了しています。新規受注を終了しているOSの一覧は「2.8 OSのサポート期限について」をご覧ください。
DHCPから配布されたIPアドレスを無効化し、固定のIPアドレスを設定します。
コンソール画面の開き方について詳しくは、「2.6.1 Linuxのコンソール画面を開く」をご覧ください。
# ip -4 address show eth0 |grep inet
inet 「IPv4グローバルアドレス」/「IPv4プレフィクス」 brd 「IPv4ブロードキャストアドレス」 scope global eth0
# ip -4 route show |grep default
default via 「IPv4デフォルトゲートウェイ」 dev eth0
# ip -6 address show eth0 |grep inet
inet6 「IPv6グローバルユニキャストアドレス」/「IPv6プレフィクス」 scope global
inet6 「IPv6リンクローカルユニキャストアドレス」/「IPv6プレフィクス」 scope link
# ip -6 route show |grep default
default via 「IPv6デフォルトゲートウェイ」 dev eth0 proto kernel metric 1024 expires 1550sec mtu 1500 hoplimit 64
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE="eth0"
BOOTPROTO="static"
IPV6INIT="yes"
IPV6_DEFAULTDEV="eth0"
NM_CONTROLLED="yes"
ONBOOT="yes"
TYPE="Ethernet"
DHCPV6C="no"
IPADDR=「手順2.で確認したIPv4グローバルアドレス」
PREFIX=「手順2.で確認したIPv4プレフィクス」
GATEWAY=「手順2.で確認したIPv4デフォルトゲートウェイ」
IPV6ADDR=「手順2.で確認したIPv6グローバルアドレス」/「手順2.で確認したIPv6プレフィクス」
IPV6_DEFAULTGW=「手順2.で確認したIPv6デフォルトゲートウェイ」
IPADDR1=「仮想サーバの詳細画面で確認した2つ目のIPv4アドレス」
PREFIX1=「手順2.で確認したIPv4プレフィクス」
IPV6ADDR_SECONDARIES=「仮想サーバの詳細画面で確認した2つ目のIPv6アドレス」/「手順2.で確認したIPv6プレフィクス」
/etc/resolve.conf の設定は、DHCPの情報を取得する事により自動で生成されます。
# service network restart
1つ目のアドレスは、DHCPから取得します。2つ目以降のアドレスは、以下の操作を実行して設定します。
コンソール画面の開き方について詳しくは、「2.6.1 Linuxのコンソール画面を開く」をご覧ください。
# nmcli connection modify "System eth0" +ipv4.addresses 「仮想サーバの詳細画面で確認した2つ目のIPv4アドレス」
# nmcli connection modify "System eth0" +ipv6.addresses 「仮想サーバの詳細画面で確認した2つ目のIPv6アドレス」
# nmcli connection up "System eth0"
1つ目のアドレスは、DHCPから取得します。2つ目以降のアドレスは、以下の操作を実行して設定します。
コンソール画面の開き方について詳しくは、「2.6.1 Linuxのコンソール画面を開く」をご覧ください。
# nmcli connection modify "System ens5" +ipv4.addresses 「仮想サーバの詳細画面で確認した2つ目のIPv4アドレス」
# nmcli connection modify "System ens5" +ipv6.addresses 「仮想サーバの詳細画面で確認した2つ目のIPv6アドレス」
# nmcli connection up "System ens5"
DHCPから配布されたIPアドレスを無効化し、固定のIPアドレスを設定します。
コンソール画面の開き方について詳しくは、「2.6.1 Linuxのコンソール画面を開く」をご覧ください。
# ip -4 address show eth0 |grep inet
inet 「IPv4グローバルアドレス」/「IPv4プレフィクス」 brd 「IPv4ブロードキャストアドレス」 scope global eth0
# ip -4 route show |grep default
default via 「IPv4デフォルトゲートウェイ」 dev eth0
# ip -6 address show eth0 |grep inet
inet6 「IPv6グローバルユニキャストアドレス」/「IPv6プレフィクス」 scope global
inet6 「IPv6リンクローカルユニキャストアドレス」/「IPv6プレフィクス」 scope link
# ip -6 route show |grep default
default via 「IPv6デフォルトゲートウェイ」 dev eth0 proto kernel metric 1024 expires 1550sec mtu 1500 hoplimit 64
# vi /etc/network/interfaces
auto eth0
iface eth0 inet static
address 「手順2.で確認したIPv4グローバルアドレス」
netmask 「手順2.で確認したIPv4プレフィクス」
gateway 「手順2.で確認したIPv4デフォルトゲートウェイ」
iface eth0 inet static
address 「仮想サーバの詳細画面で確認した2つ目のIPv4アドレス」
netmask 「手順2.で確認したIPv4プレフィクス」
iface eth0 inet6 static
address 「手順2.で確認したIPv6グローバルアドレス」
netmask 「手順2.で確認したIPv6プレフィクス」
gateway 「手順2.で確認したIPv6デフォルトゲートウェイ」
iface eth0 inet6 static
address 「仮想サーバの詳細画面で確認した2つ目のIPv6アドレス」
netmask 「手順2.で確認したIPv6プレフィクス」
/etc/resolve.conf の設定は、DHCPの情報を取得する事により自動で生成されます。
# ifdown eth0; ifup eth0
DHCPから配布されたIPアドレスを無効化し、固定のIPアドレスを設定します。
コンソール画面の開き方について詳しくは、「2.6.1 Linuxのコンソール画面を開く」をご覧ください。
# ip -4 address show eth0 |grep inet
inet 「IPv4グローバルアドレス」/「IPv4プレフィクス」 brd 「IPv4ブロードキャストアドレス」 scope global eth0
# ip -4 route show |grep default
default via 「IPv4デフォルトゲートウェイ」 dev eth0 proto dhcp src 「IPv4グローバルアドレス」 metric 100
# cat /run/systemd/resolve/resolv.conf
nameserver 「DNSサーバ1」
nameserver 「DNSサーバ2」
# vi /etc/netplan/01-netcfg.yaml
network:
version: 2
renderer: networkd
ethernets:
eth0:
  dhcp4: no
  dhcp6: no
  addresses:
-「手順2.で確認したIPv4グローバルアドレス」/「手順2.で確認したIPv4プレフィクス」
-「仮想サーバの詳細画面で確認した2つ目のIPv4アドレス」/「手順2.で確認したIPv4プレフィクス」
-「仮想サーバの詳細画面で確認した1つ目のIPv6アドレス」/128
-「仮想サーバの詳細画面で確認した2つ目のIPv6アドレス」/128
  gateway4:「手順2.で確認したIPv4デフォルトゲートウェイ」
  nameservers:
addresses:[「手順2.で確認したDNSサーバ1」,「手順2.で確認したDNSサーバ2」]
  optional: true
# netplan apply
2つ目以降のグローバルIPアドレスを設定する場合、以下の手順を実行し、DHCPで配布された1つ目のグローバルIPアドレスを固定IPアドレスとして設定した後、2つ目以降のグローバルIPアドレスを設定します。
3つ目以降のグローバルIPアドレスを設定する場合、手順1.~4.、及び手順7.~10.を実行してください。
コンソール画面の開き方について詳しくは、「2.6.2 Windows Serverのコンソール画面を開く」をご覧ください。
Windows Server 2008 R2 Standardの場合は「ローカル エリア接続の状態」画面、Windows Server 2012 R2 Standard以降のメジャーバージョンの場合は「イーサネット」画面が表示されます。
Windows Server 2008 R2 Standardの場合は「ローカル エリア接続のプロパティ」画面、Windows Server 2012 R2 Standard以降のメジャーバージョンの場合は「イーサネットのプロパティ」画面が表示されます。
「インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)のプロパティ」画面が表示されます。
IPv4アドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレス、優先DNSサーバーアドレス、代替DNSサーバーアドレス
C:¥Users¥Administrator> ipconfig /all
~ 中略 ~
イーサネット アダプター イーサネット 2:
IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . .: (IPv4 アドレスが表示されます)
サブネット マスク . . . . . . . . . .: (サブネット マスクが表示されます)
デフォルト ゲートウェイ . . . . . . .: (デフォルト ゲートウェイが表示されます)
DNS サーバー. . . . . . . . . . . . .: (優先 DNSサーバーアドレスが表示されます) (代替 DNSサーバーアドレスが表示されます)
「TCP/IP 詳細設定」画面が表示されます。
「TCP/IP アドレス」画面が表示されます。
「TCP/IP 詳細設定」画面にIPv4アドレスが追加されます。
割り当てられた2つ目以降のIPv4アドレスが、仮想サーバに設定されます。
固定IPアドレスを設定したグローバルIPアドレスを、DHCP配布のIPアドレスに戻す方法を説明します。
コンソール画面の開き方について詳しくは、「2.6.1 Linuxのコンソール画面を開く」をご覧ください。
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE="eth0"
BOOTPROTO="dhcp"
ONBOOT="yes"
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
PEERDNS="yes"
/etc/resolve.conf の設定は、DHCPの情報を取得する事により自動で生成されます。
# service network restart
コンソール画面の開き方について詳しくは、「2.6.1 Linuxのコンソール画面を開く」をご覧ください。
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE="eth0"
BOOTPROTO="dhcp"
ONBOOT="yes"
DHCPV6C="yes"
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
PEERDNS="yes"
/etc/resolve.conf の設定は、DHCPの情報を取得する事により自動で生成されます。
# service network restart
/var/lib/dhclient/dhclient6-eth0.leases
コンソール画面の開き方について詳しくは、「2.6.1 Linuxのコンソール画面を開く」をご覧ください。
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE="eth0"
BOOTPROTO="dhcp"
ONBOOT="yes"
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
PEERDNS="yes"
/etc/resolve.conf の設定は、DHCPの情報を取得する事により自動で生成されます。
# systemctl restart NetworkManager
コンソール画面の開き方について詳しくは、「2.6.1 Linuxのコンソール画面を開く」をご覧ください。
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE="eth0"
BOOTPROTO="dhcp"
ONBOOT="yes"
DHCPV6C="yes"
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
PEERDNS="yes"
/etc/resolve.conf の設定は、DHCPの情報を取得する事により自動で生成されます。
# vi /etc/dhcp/dhclient6-eth0.conf
send dhcp6.client-id = concat(00:03:00, hardware);
# systemctl restart NetworkManager
/var/lib/NetworkManager/dhclient6-########-####-####-####-############-eth0.lease
「#」の部分は、状況によって異なる文字列になります。
コンソール画面の開き方について詳しくは、「2.6.1 Linuxのコンソール画面を開く」をご覧ください。
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ens5
DEVICE="ens5"
BOOTPROTO="dhcp"
ONBOOT="yes"
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ens5
PEERDNS="yes"
/etc/resolve.conf の設定は、DHCPの情報を取得する事により自動で生成されます。
# systemctl restart NetworkManager
コンソール画面の開き方について詳しくは、「2.6.1 Linuxのコンソール画面を開く」をご覧ください。
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ens5
DEVICE="ens5"
BOOTPROTO="dhcp"
ONBOOT="yes"
DHCPV6C="yes"
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ens5
PEERDNS="yes"
/etc/resolve.conf の設定は、DHCPの情報を取得する事により自動で生成されます。
# vi /etc/dhcp/dhclient6-ens5.conf
send dhcp6.client-id = concat(00:03:00, hardware);
# systemctl restart NetworkManager
/var/lib/NetworkManager/dhclient6-########-####-####-####-############-eth0.lease
「#」の部分は、状況によって異なる文字列になります。