Red Hat Enterprise Linuxのサポートは、弊社で提供いたします。ただし、サポートの対象は、以下のWebサイトの「Red Hatサポート重大度レベル定義」における、重大度1、2、及び3に該当する問題のみとなります。
なお、Red Hat Enterprise Linux の脆弱性情報に関してのお問い合わせについては、一概に重大度のレベル分類に当てはまりません。お問い合わせいただいた内容で都度判断させていただきます。また、一般的な利用方法、単純な脆弱性情報の解釈などの場合、対応をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。
https://access.redhat.com/ja/support/policy/severity
Red Hat Enterprise Linuxのサポートを行うにあたり、弊社からRed Hat社へ問い合わせる際に、SOSレポートをお客様に取得していただく場合があります。
sosreport コマンドは、Red Hat Enterprise Linux システムから設定と診断情報を取得するツールです。例えば、実行しているカーネルのバージョン、ロードしたモジュール、システム、及びサービスの設定ファイルを取得します。
# rpm -q sos
sos-x.xx-xx.el6.noarch
# yum install sos
# sosreport
:
:
Press ENTER to continue, or CTRL-C to quit.「ENTERを入力」
Please enter your first initial and last name [localhost.localdomain]:「サーバ名を入力」
Please enter the case id that you are generating this report for: 「ENTERを入力」
Setting up archive ...
Setting up plugins ...
Running plugins. Please wait ...
Running 73/73: yum...
Creating compressed archive...
Your sosreport has been generated and saved in:
/tmp/sosreport-localhost.localdomain-20170111141954.tar.xz
The checksum is: 28968c95abec91de9e0e794b8af13bd8
Please send this file to your support representative.
yumリポジトリへのアクセスは、IIJ GIOインフラストラクチャーP2 パブリックリソースのグローバルネットワークを経由する必要があります。
IIJ GIOインフラストラクチャーP2 パブリックリソースのグローバルIPアドレスを付与していない仮想サーバでは、FW+LBや他の仮想サーバを経由してアクセスするように設定してください。
rpmパッケージ p2-client-rhel[67] 3.0-1以降では、RHUI 3を利用します。
OS / バージョン | RHUI 2 | RHUI 3 |
---|---|---|
Red Hat Enterprise Linux 6 |
|
|
Red Hat Enterprise Linux 7 |
|
|
Red Hat Enterprise Linux 8 | -- |
|
RHUI 2は以下のスケジュールで停止され、RHUI 3に移行しています。
日付 | 移行内容 |
---|---|
2017年12月21日 |
|
2018年6月1日 |
|
2018年12月1日 |
|
既存の仮想サーバに更新用 rpmパッケージ p2-client-rhel[678] のインストールする方法は、以下の通りです。
コントロールパネル 「システムストレージ概要」画面より、リポジトリ設定RPMをダウンロードし、更新用 rpmパッケージ p2-client-rhel[678] をインストールする方法を説明します。
yumリポジトリへのアクセスができない場合は、本手順をお試しください。
# rpm -Uvh p2-client-rhel[678]-#.#-#.noarch.rpm (#には配置した更新用リポジトリ設定RPMのバージョンを入力します)
# yum clean all
# rpm -q p2-client-rhel[678]
p2-client-rhel[678]-#.#-#.noarch.rpm (#は更新したリポジトリ設定RPMのバージョンが表示されます)
rhel[678]の数字は、バージョンにより異なります。ご利用のOSに応じて入力してください。
Optionalリポジトリ(rhui-rhel-[67]-server-rhui-optional-rpms)は、以下のコマンドを実行してご利用ください。
# yum update p2-client-rhel[67]
rhel[67]の数字は、バージョンにより異なります。ご利用のOSに応じて入力してください。
Red Hat Insightsは、仮想サーバからシステム情報を抽出し、Red Hat社 の knowledge Baseを元に仮想サーバの稼働状況をチェックすることができるSaaSです。
Red Hat Enterprise Linux 8から rhui-rhel-8-for-x86_64-baseos-rhui-rpms で insights-client パッケージがインストールされています。
Red Hat Insightsに関する詳細情報につきましては、「Red Hat Insights 公式ホームページ」をご確認ください。
ここではRed Hat Insightsのご利用方法を説明します。
yumリポジトリへのアクセスは、IIJ GIOインフラストラクチャーP2 パブリックリソースのグローバルネットワークを経由する必要があります。
IIJ GIOインフラストラクチャーP2 パブリックリソースのグローバルIPアドレスを付与していない仮想サーバでは、FW+LBや他の仮想サーバを経由してアクセスするように設定してください。
# vi /etc/insights-client/insights-client.conf (以下の情報を追加します)
auto_config=FALSE
username=「手順2.のお客様のRed Hat アカウント」
password=「手順2.のお客様のRed Hat アカウントのパスワード」
# insights-client --register
認証 および 仮想サーバから Insights data のアップロードに成功すると、以下のメッセージを含む内容で表示、確認できます。
Successfully uploaded report from 「サーバ名」 to account #######. (#######には、Red Hat アカウント番号が表示されます)
Red Hat Enterprise Linux 8 より、仮想サーバログイン時 Red Hat Insights と Cockpit のバナーが表示されます。
バナーは /etc/motd.d ディレクトリのファイルを削除する事で表示されなくなります。
# ls /etc/motd.d/
cockpit insights-client
# rm /etc/motd.d/*
#