8.4.2 LBをバージョンアップする
ソフトウェアアップデート可能なLB(ロードバランサ)のバージョンアップ方法を説明します。
注 意
- アップデート完了まで、数分程度の時間がかかります。
- シングル構成の場合、アップデート中にLBの停止が発生します。冗長構成の場合、数秒程度の通信断が2回発生します。
- LBの停止に伴い、仮想サーバの再起動は発生しませんが、アップデート対象のLBのプールに登録されている仮想サーバの動作が不安定になる可能性があります。
- 冗長構成のLBでは、MasterとSlaveの両方でアップデートを実行してください。片方ずつアップデートを実行することで数秒程度の通信断が発生しますが、FW+LB 専有タイプ経由による仮想サーバへの通信が可能なまま、アップデートを実行できます。
LBのバージョンアップは、FW+LB 専有タイプの詳細画面で実行します。冗長構成の場合を例として、操作手順を以下に示します。
冗長構成のLBのバージョンアップを例として、操作手順を以下に示します。
補 足
ここでは、ソフトウェアバージョン“9.9(APIバージョン:3.3)”の画面で説明します。
1.「ホスト」欄の「バージョンアップ」ボタンをクリックします。
「LBのバージョンアップ」画面が表示されます。
2.「バージョンアップする」ボタンをクリックします。
処理を受け付けたことを示すメッセージが「LBのバージョンアップ」画面に表示されます。
3.「閉じる」ボタンをクリックします。
「LBのバージョンアップ」画面が閉じ、FW+LB 専有タイプの詳細画面に戻ります。
「ホスト」欄の「ステータス」にが表示されます。LBのバージョンアップが完了するとが表示されます。
補 足
- 冗長構成の場合、アップデート後にMaster LBとSlave LBのどちらかのLB管理画面へ「customer」ユーザアカウントでログインし、「Diagnose > Cluster Diagnosis > Configuration: Traffic Managers」の表示を確認してください。
- 「Error」表示がある場合は、下部の「>Replicate Configuration of this machine(clb_*****)across the cluster」をクリックしてください。LBの設定が同期されます。なお、この操作によりLBの通信断は発生しません。
- 「Error」表示がない場合は上記の操作は不要です。