FWルールの設定方法を説明します。
FW+LB ベストエフォートタイプの初期状態では、インターネットからの通信はすべてDROP(破棄)されるように設定されています。したがって、仮想サーバでWebサーバやメールサーバなどを運用するには、適切なルールを追加してアクセスを許可する必要があります。
LBで設定したサービスを受け付けるプロトコル、及び外部公開ポート番号に対して、次の2つのルールを設定します。
ルール | ルールの対象 |
---|---|
FW INルール(IPv4) | インターネットから入ってFWを通過する通信(IPv4のみ) |
FW OUTルール(IPv4) | 仮想サーバから送信されてFWを通過する通信(IPv4のみ) |
なお、FWルールの設定数に上限はありませんが、100件以上 FWルールを登録するとコントロールパネルや APIからの設定操作において、表示や応答の遅延などの問題が発生する可能性がありますのでご留意ください。
APIの操作について詳しくは、「IIJ GIOインフラストラクチャーP2 パブリックリソース API リファレンス」をご覧ください。
FWルールは、FW+LB ベストエフォートタイプの詳細画面の「FWルール設定」タブで設定します。
FW+LB ベストエフォートタイプの詳細画面の開き方について詳しくは、「9.1.2 FW+LB ベストエフォートタイプの詳細」をご覧ください。
「FW+LB ベストエフォートタイプのFWルール設定」が表示されます。
「FW INルール(IPv4)」を例として、ルールの設定方法を説明します。
FW OUTルール(IPv4)を編集する場合は、「FW OUTルール(IPv4)」の「編集する」ボタンをクリックしてください。
「+ルールの追加」ボタンが表示されます。
FW INルール(IPv4)の設定項目が表示されます。
設定項目 | 説明 | |
---|---|---|
送信元 |
|
|
送信先 | IPアドレス/ネットワーク |
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ポート番号 |
Any(すべて)、FTP DATA(20)、FTP(21)、SSH(22)、TELNET(23)、SMTP(25)、SMTP over SSL(463)、SMTP Submission(587)、DNS(53)、HTTP(80)、HTTPS(443)、POP3(110)、POP3 over SSL(995)、IMAP(143)、IMAP over SSL(993) |
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プロトコル | 「TCP」または「UDP」ラジオボタンを選択します。 | |
動作 |
次のいずれかを選択します。
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ラベル | ルールにラベルを設定できます。任意の文字列を入力します。 | |
並べ替え |
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操作 | 「削除」ボタンをクリックすると、ルールを削除できます。 |
設定例として、Webサーバを運用する場合の設定値を示します
設定項目 | 設定値 | |
---|---|---|
送信元 | ANY | |
送信先 | IPアドレス/ネットワーク | FWのグローバルIPアドレス |
プロトコル | TCP | |
ポート番号 | HTTP(80) | |
動作 | ACCEPT(許可) |
設定したFWルールが一覧に追加されます。