監視・運用ゲートウェイにパケットを送信するためのルーティングを、標準プライベートネットワーク、及びプライベートネットワーク/Vに接続した仮想サーバと、プライベートネットワーク/Vに接続したFW+LB、及びファイアウォールに設定する方法を説明します。
ルーティングは、必ず設定してください。ルーティングを設定しない場合、監視項目によっては監視を実行できない場合があります。
一部のOSはサービスサポートフェーズの移行に伴い、新規受注を終了しています。新規受注を終了しているOSの一覧は「2.8 OSのサポート期限について」をご覧ください。
仮想サーバ、FW+LB、ファイアウォールのルーティングの設定方法について、以下に説明します。
/etc/sysconfig/network-scripts/route-eth1
203.180.60.0/23 via 192.168.0.100
203.180.63.0/24 via 192.168.0.100
監視・運用ゲートウェイのIPアドレスは、「IIJ統合運用管理サービス連携」画面の「監視・運用ゲートウェイ情報」欄の「ゲートウェイアドレス」で確認できます。ルーティングを設定する仮想サーバが接続しているプライベートネットワークの、ゲートウェイアドレスを指定してください。「IIJ統合運用管理サービス連携」画面について詳しくは、「11.1.2 IIJ統合運用管理サービス連携の設定画面」をご覧ください。
# /etc/rc.d/init.d/network restart
# nmcli device status
DEVICE TYPE STATE CONNECTION
ens6 ethernet connected System ens6
ens7 ethernet disconnected --
ens5 ethernet unavailable --
lo loopback unmanaged --
# nmcli connection modify "System ens6" +ipv4.routes "203.180.60.0/24 192.168.0.100, 203.180.63.0/24 192.168.0.100"
監視・運用ゲートウェイのIPアドレスは、「IIJ統合運用管理サービス連携」画面の「監視・運用ゲートウェイ情報」欄の「ゲートウェイアドレス」で確認できます。ルーティングを設定する仮想サーバが接続しているプライベートネットワークの、ゲートウェイアドレスを指定してください。「IIJ統合運用管理サービス連携」画面について詳しくは、「11.1.2 IIJ統合運用管理サービス連携の設定画面」をご覧ください。
# nmcli connection show "System ens6" | grep ipv4.routes
ipv4.routes: { ip = 203.180.60.0/24, nh = 192.168.0.100 }; { ip = 203.180.63.0/24, nh = 192.168.0.100 }
# nmcli connection up "System ens6"
Connection successfully activated (D-Bus active path: /org/freedesktop/NetworkManager/ActiveConnection/10)
# ip route
192.168.0.0/20 dev ens6 proto kernel scope link src 192.168.0.2 metric 100
203.180.60.0/24 via 192.168.0.100 dev ens6 proto static metric 100
203.180.63.0/24 via 192.168.0.100 dev ens6 proto static metric 100
# vi /etc/netplan/01-netcfg.yaml
network:
version: 2
renderer: networkd
ethernets:
eth2:
  dhcp4: no
  dhcp6: no
  addresses:
- 192.168.0.2/24
  gateway4:192.168.0.1
  optional: true
  routes:
- to: 203.180.60.0/23
- via: 192.168.0.100
- to: 203.180.63.0/24
- via: 192.168.0.100
監視・運用ゲートウェイのIPアドレスは、「IIJ統合運用管理サービス連携」画面の「監視・運用ゲートウェイ情報」欄の「ゲートウェイアドレス」で確認できます。ルーティングを設定する仮想サーバが接続しているプライベートネットワークの、ゲートウェイアドレスを指定してください。「IIJ統合運用管理サービス連携」画面について詳しくは、「11.1.2 IIJ統合運用管理サービス連携の設定画面」をご覧ください。
# netplan apply
> route -p add 203.180.60.0 mask 255.255.254.0 192.168.0.100
> route -p add 203.180.63.0 mask 255.255.255.0 192.168.0.100
監視・運用ゲートウェイのIPアドレスは、「IIJ統合運用管理サービス連携」画面の「監視・運用ゲートウェイ情報」欄の「ゲートウェイアドレス」で確認できます。ルーティングを設定する仮想サーバが接続しているプライベートネットワークの、ゲートウェイアドレスを指定してください。「IIJ統合運用管理サービス連携」画面について詳しくは、「11.1.2 IIJ統合運用管理サービス連携の設定画面」をご覧ください。
スタティックルートを追加し、宛先ネットワークアドレス、及び監視・運用ゲートウェイのIPアドレスを設定します。スタティックルートの追加は、FW+LB 専有タイプの場合はFW+LB 専有タイプの詳細画面、FW+LB ベストエフォートタイプの場合はFW+LB ベストエフォートタイプの詳細画面で実行します。
宛先ネットワークアドレスは、「203.180.60.0/23」と「203.180.63.0/24」があります。以下の操作を2回実行し、それぞれの宛先ネットワークアドレスについて、スタティックルートを追加してください。
例として、FW+LB 専有タイプのルーティングの設定方法を以下に説明します。
FW+LB ベストエフォートタイプも、以下の手順と同様の操作でルーティングを設定できます。
「スタティックルート追加」画面が表示されます。
各項目の説明を以下に示します。
項目 | 説明 |
---|---|
宛先ネットワークアドレス |
「203.180.60.0/23」または「203.180.63.0/24」を入力します。 |
ゲートウェイアドレス |
プライベートネットワーク/VをIIJ統合運用管理サービス連携に接続したときに、「ゲートウェイアドレス」に設定した監視・運用ゲートウェイのIPアドレスを入力します。 IIJ統合運用管理サービス連携へのプライベートネットワーク/Vの接続について詳しくは、「11.2.2 プライベートネットワーク/Vを接続する」をご覧ください。 |
インターフェース |
必要に応じて、スタティックルートを追加するプライベートネットワーク/Vをドロップダウンリストで選択します。 補 足
標準プライベートネットワークを指定してスタティックルートを追加することはできません。 |
処理を受け付けたことを示すメッセージが「スタティックルート追加」画面に表示されます。
「スタティックルート追加」画面が閉じ、FW+LB 専有タイプの詳細画面に戻ります。
宛先ネットワークアドレス「203.180.60.0/23」と「203.180.63.0/24」のスタティックルートが、「スタティックルート」欄に表示されます。
スタティックルートを追加し、宛先ネットワークアドレス、及び監視・運用ゲートウェイのIPアドレスを設定します。スタティックルートの追加は、ファイアウォールの詳細画面で実行します。
宛先ネットワークアドレスは、「203.180.60.0/23」と「203.180.63.0/24」があります。以下の操作を2回実行し、それぞれの宛先ネットワークアドレスについて、スタティックルートを追加してください。
例として、ファイアウォールのルーティングの設定方法を以下に説明します。
「スタティックルート追加」画面が表示されます。
各項目の説明を以下に示します。
項目 | 説明 |
---|---|
宛先ネットワークアドレス |
「203.180.60.0/23」または「203.180.63.0/24」を入力します。 |
ゲートウェイアドレス |
プライベートネットワーク/VをIIJ統合運用管理サービス連携に接続したときに、「ゲートウェイアドレス」に設定した監視・運用ゲートウェイのIPアドレスを入力します。 IIJ統合運用管理サービス連携へのプライベートネットワーク/Vの接続について詳しくは、「11.2.2 プライベートネットワーク/Vを接続する」をご覧ください。 |
インターフェース |
必要に応じて、スタティックルートを追加するプライベートネットワーク/Vをドロップダウンリストで選択します。 補 足
標準プライベートネットワークを指定してスタティックルートを追加することはできません。 |
処理を受け付けたことを示すメッセージが「スタティックルート追加」画面に表示されます。
「スタティックルート追加」画面が閉じ、ファイアウォールの詳細画面に戻ります。
宛先ネットワークアドレス「203.180.60.0/23」と「203.180.63.0/24」のスタティックルートが、「スタティックルート」欄に表示されます。